本日は成人式。本日もご訪問いただきました皆様の成人式の思い出は、どんな感じですか？
いつもご訪問ありがとうございます。超久し振りにジョギングしたエロ侍です。
ジョギングの良さは、いつもお世話になっているアフロ2号から教えてもらっていたのですが、
なんか、ハマりそうかも。どうなんですか？ ジョギングって？
本日は久々の嫁さんマーケティングの話です。
義父が風邪気味と言う事で、ポンカンを買いに近所のスーパーへ行った時のこと。
店頭には、2種類のポンカンがディスプレイされています。
この段階で理解できるのは3800円と1980円と言う価格の違いだけです。
嫁さんは迷わず1980円のポンカンを購入するためにレジに向かうのですが
3800円の方も気になったのでしょうか、レジの店員さんに何やら聞いています。
「3800円とコレ（1980円）の違いって何？」と。
当然の質問ですよね。だって金額以外の違いが紹介されていないのですから。
で、店員さんが「甘さが全然違うんですよー。食べてみてください」と言うので
早速、ポンカンの食べ比べとなりました。
まずは1980円の方を試食。「うぅ～ん。おいしいね」と言う嫁さんですが
続いて3800円のポンカンを食べると「こっちの方が、あまーい！」と反応しています。
結局、3800円のポンカンを購入することになったのですが、
この光景を見ていて思い出したのがオラクルひと・しくみ研究所の小阪祐司代表の話です。
とあるスーパーでサンマを販売した際、150円と100円の2種類を用意して
150円のサンマは100円のサンマとの違いをPOPで紹介。
一方、100円のサンマは価格だけの表記。
結局、150円のサンマの方が売れたと言う話ですが、今回の嫁さんの行動が、まさにそのものでした。
そして、ポンカンの価格表記を見ていて思ったのは
もう１種類の価格帯を設けると面白いかな、と言うことです。
4000円台のポンカンがあると、3800円の価格帯でも購入意欲が高まると思うからです。
御存知の方も多いと思いますが、お寿司屋さんの特上・上・並と言うメニュー構成では
「上」を選択する確率が高く、松竹梅と言う価格帯の場合「竹」が売れることと一緒です。
余談になりますが、お寿司屋さんの場合、この「上」の利益率が一番高いとも聞いた事があります。
言い換えれば、利幅が高い部分を、いかに売り込むか。
その工夫が特上・上・並、もしくは松竹梅という提案かもしれません。
以前、1万円のお弁当を販売している事例が紹介されており、そこの販売主力商品は千円前後と言います。
つまり、1万円のお弁当は客単価を向上させるため役割を担っている話でした。
何かの本で読んだのですが、とある不動産屋さんでマンション販売率が高い営業マンは
まず最初に購入価格帯のワンランク上を見せて、その次に予算内の物件を案内すると言います。
ワンランク上の物件を見るので、購入予定者は予算と現実を確認することで妥協点（だきょうてん）を見出し
そこから購入を本格的に考えるらしいのです。
しつこいようですが、上記の事例を参考にしますと4000円台のポンカンが存在すれば
一番最初にそれを試食して、その後3800円、そして最後の1980円と言う順番で行なう事で
販売価格帯の多くはは3800円になると考えます。
「4000円台は買えないけど、3800円なら……」と言うような心理が働き
しかも、真ん中のレベルを購入する安心感もあるのではないでしょうか。
理美容業界のメニューに於（お）いても、松竹梅と言う３段階による提案
もしくは、高額メニューを設置することで、その他の単価を引き上げる方法も効果的かもしれません。
カットメニューの提案も内容によって３段階にする。
プレミアムコースのようなVIPコースを1つあるだけでも、また違った印象になると考えています。
またはヘッドスパをアプローチしたいのであれば、同様に行なうと効果的。
受注してから行なう業種、しかも手作業がほとんどであり、材料費が少ない理美容業界ですから
在庫も経費も異業種と比べて安価なので、金額的な負担は少ないと思うのですが、どう思います？
嫁さんがポンカンを購入している光景を見ていて、そんな事を妄想（もうそう）してしまいました。
今回は、1つの事例から、聞いた話や本で読んだ内容を好き勝手に付け加えて書いてみました。
この妄想グセを治さないとダメですね。でも、妄想して理屈を積み重ねるのが好きだったりします（汗）。
本日の感謝
今よりも大きな本棚を買ってもらいました。以前から欲しかったので、かなり嬉しいです。
しかも、嫁さんが組み立て系の収納家具を作るのが好きで、朝起きたら完成していました。
ありがとうございます。
明日の夢
どんなヒントが学べるのか楽しみです♪
