理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ある居酒屋さんの仕組み

本日の内容

・ごめん。飲食ネタです

・セットメニューの利益率について


かなーり、長文になってしまいました。すんません(汗)。


昨日は、高校時代の同級生で賛否両論と言う割烹料理屋を経営している笠原氏の

出版記念トーク&サインイベントに、嫁さん共々、行ってみました。

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予約が出来るのは毎月1日の午後だけ。しかも、翌月の予約になると言います。

つまり6月1日の午後にできる予約は7月。

場合によっては、2~3ヶ月待ちと言うほどの人気ぶり。


確かに、テレビや雑誌などの各種媒体で取り上げられている笠原氏なので、

その人気の度合いは理解できます。

でも、何となくではありますが、それだけではないと思っていたので

トーク&イベントに行ってみたのですが、

そこで知ったのは、女性のファンが異様に多いと言う事。

しかも、想像の範疇(はんちゅう)に過ぎませんが、メインは30代。


団塊ジュニア世代を惹きつける要素は何か。

これは理美容業界でも充分落とし込めるテーマなので、

今度は、実際にお店に行ってみて、その人気の秘密を探ってみたいと考えています。

ただ、現段階では「話術で引きこみ、技術で魅せる」そのメリハリなのかな、

などと勝手に考えていますが、果たして、どうなのでしょうか。


そして、もう一つ。

清潔感の重要性についても考えさせられました。

笠原氏の服装は割烹着と言うのでしょうか、無地の白色の作業着なんですが、

これがまた、カッコ良く見えるのです。

そのように考えますと、理美容業界の仕事着って何なんだろう? と思うオイラです。

その辺も、今後のテーマになります。


会場を後にして、嫁さんが「腹減った」と言うから、とある居酒屋に入りました。

そこは、オシャレな外観と「何でも350円」と言うキャッチがあり

以前から、何かしらの仕組みが構築されていると思っていたのです。


店頭、店内のPOPでは

「大量仕入の為に、まず最初に、お客一人あたり刺身2人前をオーダーするのがルール」とあります。

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「価格を維持する為にも、ぜひ、ご協力を」と言うお願いがあるので、

取り立てて、違和感も感じなく従う、オイラと嫁さん。

正直に理由を訴えかけると、日本人は納得してしまうのですね。


席に座るとホールスタッフが来て、ルールを説明してくれます。

「基本的には、お刺身の種類は、おまかせになる」

「食べられない、お刺身はありますか?」と聞くので、ちょっと探りをいれてみます。

「嫁さんは、しめサバが好きなので、あるのか?」と。

すると「残念ながら、本日の仕入れにはない」と返ってきます。


「じゃー、おまかせで」となり、来たのが、こちら。

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桶盛りドーン、みたいな感じでインパクトは大きいのですが

実は、利益率が非常に高い商品である事が理解できます。


マグロ、タイ、スズキ、ホタテ。この4種類。

ホタテ以外は、各4切れです。

各350円。


味と鮮度も考慮した感想ですが、コストパフォーマンスは感じられません。

むしろ、割り高感すら覚えてしまいます。だって、この桶盛りだけで1400円ですから。


と言うのは消費者視点なので、弊誌サロンオーナー的に経営者視点で考えますと、

おまかせメニューを、必ずオーダーするルールの構築が上手いと感じます。

しめサバが入るのか否かと聞いた際に、NOと言う答えが返って来たところからも

最初から、お刺身の種類が決まっていた事が想像できます。

「食べられないモノはないか」と言う質問が、そのもの。

選択肢はお客ではなくて、お店側にあるんですね。

「シェフのおまかせサラダ」と言うスタンスと一緒。


そして、もう一点。

メニューを見ると、刺身系の肴はすべて「おまかせ」とあり、詳細がありません。

要は、刺身のセットメニューなんです。


セットメニュー。

飲食の場合、ロス(廃棄)がないため、非常に効率的であると思います。

だから儲かるんです。

事実、一人来店する度にビール350円+刺身二種(350円×2)+お通し(350円)で1400円になります。


さらに、もう一つ。

おまかせ。これは、相手に対しての「信頼感」があってこそ成り立つ仕組みであり、

今回の居酒屋さんでは、残念ながら、仕組みが先行している感じを強く受けてしましました。


策士、策に溺れる。

戦略に精通している人は、策だけに着目してしまい、

大局(本来の目的)を見失ってしまうと言う意味です。

オイラ、策士ではありませんが、気を付けないと。。。


会計を済ませた嫁さん曰く「うぅ~ん、この内容では高いかな」と。

これで○○円! ではなく ○○円で、これ?

仕組み次第では、価格が先行してしまうと、このような印象になるんですね。

ただし、場所が渋谷だったので、それはそれでアリなのかな、とも思ってしまいます。


ちなみに、冒頭の賛否両論では、全てコースメニューとなっています。

ただ、女性客を意識した口コミキーワードを計算しており、

今度、嫁さんと行った際に、その反応を見てみたいと思っています。


本日の感謝。

昨晩、嫁さんのお友達が遊びに来てくれました。

超大型犬3人と一緒なんですが、アンディ君のと遊んでくれて、いつも助かります。

そんな、お友達との御縁に感謝。


明日の夢。

なんか、焼肉食べたいっす。

肉っす。肉。ユッケ。焼肉屋行くかな。。。


【今週のアンディ通信】

上記の通り、昨晩、嫁さんのお友達繋がりで、超大型犬3匹が遊びに来てくれました。

皆、ガチャガチャするのかな? などと思っていましたが、案外、紳士。

嫁さんが、オヤツを与える際に、アンディ君も一緒に並んでいます。

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ちょっと前までは、チビッコ扱いだったアンディ君ですが、

ちゃんと、大人になっています。

なんか嬉しいです。


休日の昼間。

嫁さんと、アンディ君の昼寝中にブログを更新してみました。

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では。