理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

相手の嫌がる事とサロンワーク

昨日はHair Dress Tachibanaの橘 拓寿代表、NATURACEナチュラス)の鈴木清晴代表

そして、effort(エフォール)の須藤丈晴代表、松田店長との飲み会でした。

各々がお薦めの書籍を持参して交換する「本の交換会」と言うのがテーマでしたが

気が付けば、交換するのを忘れてる(汗)。


本日もご訪問いただきました皆様、コンバンハ。いつもありがとうございます。

花粉症がひと段落したエロ侍です。


「本の交換会」の最初の2時間位は、須藤代表と2人でダラダラと飲んでいたのですが

お互い野球好き同士、自然と今シーズンの予想で盛り上がります。

楽天はダメだ。オリックスの岡田監督の口癖が流行る。尾花新監督の横浜が面白い。

そんな感じでワーワー話していると、元・高校球児の須藤代表は唐突に、こんな事を教えてくれます。

「少年野球教室で、西武ライオンズの選手が指導を行ない、お手伝いとして参加した」

「例えば、遠投。フォームを指導する前の少年達は真っ直ぐ飛ばす事すら困難だった」

「でも、ちゃんとした型を教えるだけで、結果は見違えるほど向上した」

「この光景を見ていて感じたのが、基本フォームの重要性」

「そこで思い出したのが、理容学校時代に学んだカットの基本フォーム。これ重要」


須藤代表とオイラは中央理美容専門学校卒業で

同校の学生時代、カットの基本フォームについて徹底的に教え込まれました。


勉強なんか大嫌いだったオイラ。

意味を深く理解していなく、ただ単純に教えてもらうがままに行なっていたのですが

先達たちの知恵と工夫、経験から生まれたコトと言うのは、やはり奥深いです。


酔っ払いの会話の特徴として、話がコロコロ変わります。

「野球教室の走塁の指導を聞いていると、ただ走るだけでない事が理解できた」

「走塁や帰塁の際、野手の投球を妨害する為に考えて走る」

「野球と言うのは、相手チームが嫌がる事を行ないつつ、勝利を目指すゲーム」

「だから、守備や打撃、走塁などの行動一つひとつに複数の意味や理由が存在する」

「相手チームが嫌がる事を、お客さまが喜ぶ事と考えると

サロンワークの行動についても、色んな意味合いがあると感じた」


例えば、予約の電話を受ける際、正確に受け付けると言う目的の他に

相手の名前を数回言葉にする事で、受け手は「認識されている」と思うので嬉しく感じます。

ですから、これだけでも「予約を受け付ける」と「顧客が少し嬉しい」と言う

2つの目的が同時に果たされた事になります。


そのように考えますと、何気なく行なっているサロンワークについても

行動の判断基準として「顧客が喜ぶためには」と言う視点が必要なんですね。


となれば、行動の意味をテーマにしたミーティング

もしくはトレーニング、ロールプレイングは技術講習同様に大切とも考えられます。

顧客満足を高める為のサロンワークと言う切り口から

それらの一つひとつについて検証してみる企画も面白そうだなぁ、などと思っている今日この頃。

勉強になりました。ありがとうございます。


本日の感謝

昨日の「本の交換会」に、ご参加いただきました皆様とのご縁に感謝。

次回こそは、本を交換したいです。


明日の夢

中学校時代の同級生と、超久し振りに飲みに行きます。楽しみです。