理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロン倒産。その時

みなさんコンニチハ。

只今、池袋の美容室エフォールのパソコンを拝借しながらブログを更新しているエロ侍です。

それにしても、ヘアサロンのパソコンを借用する編集者って、どうなんでしょうか?(汗)

今日も、ご訪問いただきありがとうございます。


さて、本日は法律事務所主催の中小企業経営再生セミナーに参加してきました。

出店ペースと比例して廃業するケースも増加している理美容業界。

働くスタッフや取引先(ディーラーさんなど)に迷惑をかけないで

余力を残しながら、勇気ある撤退を決断するには、何が必要なのか。

そこを知りたかったからです。しかも、無料セミナーだったので気軽に参加してきました。


会社再生などと言うテーマからは、ちょっとネガティブなイメージが伝わりますが

まっ、危機管理の一環としての、何かの情報に繋がったらいいなぁ、などと思っています。


内容は、以下のテーマに沿って行なわれました。

中小企業が生き残るためには何をすればいいのか。

再建型整理で何ができるのか。

会社の清算も再生のための1つの手法。

この3つです。


「破綻(はたん)と倒産の意味は違う。資金繰りが不可能となった状態を破綻と呼ぶ」

似たような感じですが、結構違うんですね。勉強になります。


講師の弁護士は200件以上の法的・私的整理を行なっており

その豊富な経験から、このような実例を挙げてくれました。

「会社の経営が悪化しているにも関わらず、破産手続きを敬遠するのは3つの理由がある」

「まず最初に、会社がかわいいから。手塩に掛けて育てた子供のような存在だから」

「そして、従業員に迷惑をかけたくないと言う心境。辛苦を共にした従業員が存在するなら尚更」

「最後に、取引先に迷惑をかけられないから。長年築き上げた信頼が崩壊するのが怖い」


だから、勇気ある撤退を決断するタイミングが遅れ

焼け石に水のような融資を受けるために、親戚の土地などを担保にして延命を図る。

もしくは、従業員名義で他の金融機関から融資を受ける。

これらの措置を行ないながら、結局、倒産した場合、経営者の親せき筋にも迷惑が及び

従業員にも類が及ぶことになります。


そして、周辺に迷惑をかけないと言う観点からも

「破産」と言う選択肢も視野に入れた経営戦略が必要となると講師は付け加えます。

「会社と個人は別。会社が破産しても、経営者個人の資産は守られる事もある」


経営者は頑張り過ぎる事が多く、それが冷静な判断を鈍らせる原因の1つであり

だからこそ、まずは現状把握を行ない、早めの段階から専門家に相談する重要性を痛感しました。


日銭が入って来る理美容業界の場合、倒産と言うのは考えられなかったのですが

現状は、多くの理美容室が撤退を余儀なくされています。


経営悪化。その時の選択肢として「破産」と言う方法もあると勉強になりました。

そー言えば、優秀な指揮官は、進むべき先に爆破を確認したら、その情報収集と同時に

退路を確保すると言う話を、今思い出しました。


さて、これから飲み会っす。楽しみ。


本日の感謝

新たな事を教えていただきました法律事務所の皆様、ありがとうございます。

パソコンを貸していただきましたエフォールさんに感謝。


明日の夢

編集部会議です。色んな意見が出るといいなぁ。