理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

業種・業態・店情報

先日、嫁さんと甥っ子二人(11歳と6歳)、愛犬まさる&アンディと共に千葉・九十九里に行きました。

行く途中、給油するかどうか迷っている嫁さん。

ちなみに、オイラはペーパードライバーで、車の運転はもっぱら嫁さんです。


「うぅ~ん。どうしようかなぁ」と独り言を言う嫁さん。

しばらくすると、ガソリンスタンドの看板を見付けたのでしょうか

「あった!」と喜んでいます。


付近まで行くと、セルフ形式ではなく、各種備品販売も行なっているガソリンスタンドである事が

看板などを通じて理解できました。

が、「どーしよか?」とオイラに聞かれます。


なぜ迷っているのか、理解できませんでしたが、どうも踏ん切りが付かない様子。

「そこで良いんじゃないの?」と言うものの、躊躇(ちゅうちょ)しており

理由を聞くと「値段がわからないから」と即答。

そのような会話を聞いていた甥っ子が「値段高いんじゃないの?」と言うと

結局、給油しないで素通りしてしまいました。


この一連を目の当たりにしますと、いつもお世話になっている

各種看板の企画・デザインに精通している興和サイン㈱高橋芳文代表の言葉を思い出します。


「店頭で発信する情報は、業種・業態・店情報の3種類が必要」

「理美容業界の場合、客はまず最初に理容店なのか、それとも美容店なのか(業種)を把握」

「次に、技術やデザインを売る店なのか。それともリラックスできるのか」

「または、落ち着いた雰囲気で大人の時間を体験できるのか。その情報(業態)を探す」

「そして最後に、価格や営業時間などを確認して記憶する」


このような話なのですが、要は外観による情報は

業種(何屋?)→業態(どんな売り方?)→店情報(価格など)

この3段階に設定してこそ、通行人に伝わると教えてくれます。

もちろん、その後はネットで検索してホームページなどによって情報を集め

そして、来店するのが一般的な流れであると思います。


事実、オイラが毎月行なっている潜入取材企画での店選びもそうですから。

以前、たまたま通りかかったヘアサロンですが、

まず最初にサインポールから理容室と言う事が理解できました。

その次には、ヘッドスパに取り組んでいる看板が目に入り、近づいてみますと

お客さまの声を通じて、いかにリラックスできたか、第三者による色んな感想が書かれていると同時に

価格情報や営業時間、予約先などが書かれたリーフレットが置かれています。

当然、手に取って、帰宅後にホームページを検索して、最終的には伺ったと言う経験もあります。


外観・看板だけの影響を考えてみますと

昨日の嫁さんが行なった給油の際の行動も、この流れと一緒で、

業種→業態までは把握(はあく)できたのですが、

店情報が不足していたため、お客にはなりませんでした。


そして、もう一点。


人は「お得な情報」よりも「損をしない情報」に対して興味を抱くと書かれています。

この話も、嫁さんと甥っ子の会話にあった「高いんじゃないの?」と言う一言から納得できます。


言い換えれば、情報が不足しているケースでは「もしかしたらお得」と言うイメージよりも

「もしかしたら損をする」と言うイメージを、まず最初に抱く事とも考えられます。

つまり、理解できない部分に関しては勝手にネガティブに捉えてしまい

それが、集客の足かせになる事も充分ありえると思うのです。


昨日の嫁さんの行動から、情報の出し方と、情報不足による客心理を学びました。

身近な所に、人がモノを買う、もしくはサービスを受ける自然な法則があり

それらに気が付き、そして、理由を自問自答していきますと、なんか面白くなります。


【今週のアンディ通信♪】

イメージ 1

愛犬アンディ君が初めて海に行きました。

千葉の海は、まだ冷たく、そして意外と波が高くて、おぼれかける事、数回。

海水もガブガブ飲んでしまいました。


イメージ 2

犬って、なんで砂浜を掘るのでしょうか?

掘って、顔を突っ込んで、掘って、顔を突っ込んで…その繰り返しです。


イメージ 3

先週の平日の夜。

夕食後、嫁さんがリビングでうたた寝、オイラは原稿を打っていますと

誰も遊んでくれない為、ストレスを感じたのでしょう。

ティッシュが舞っていました。ガジガジしていたんですね。


本日の感謝。

毎月、ヘアサロンの外観・看板について教えていただいている

興和サインの高橋芳文氏に感謝。

経営者としての心得など、連載企画内容だけではなく、色んな事を教えてくれます。

ありがとうございます。


明日の夢。

いよいよ、締切間近となりました。

今回は、どのような突発的な出来事があるのか、結構楽しみだったりします。