理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

居酒屋で怒りました!

昨日の日記の続きです。


美容室 草流の経営者に誘われ、

3月8日(月)に開催された第4回S-1サーバーグランプリ優勝者

布施知浩氏(とり鉄浜松町店)がいる居酒屋に向かいました。

ちなみにサーバーグランプリとは公式HPによると

『あの店に行けばあの人に逢える』そう思っていただける日本一のサーバー

「ベスト・サーバー」を選ぶ大会と説明されています。


本日の日記。

結果から書きますと、オイラ怒りました。

と言いますか、正確には怒った表情になったのです。


お店に入ると、まず最初に4種類のオシボリがあると言われます。

熱い・人肌・情熱・(あと一つは忘れました)と言う感じです。

なので、オイラは情熱いっぱいのオシボリを頼むと……


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燃えています(汗)。

まっ。それくらい燃える情熱が込められていると言う意味ですね。

もちろん。これは演出用のオシボリで、火を吹き消すと、改めて新しいオシボリをもらいました。

こんなんじゃ、怒りません。


生ビールをオーダーし、2杯目に行きます。

「ハイ。じゃー、1杯目よりも、さらに美味しい生ビールを持ってきます」と布施氏。

しかも、生ビールを持ってくる際には「港区で一番美味しい生ビールです!」と一言添えます。


美容室 草流の経営者と共に「何気ない一言でも、案外、お客の心に届くんだよね」

などとダラダラと話しながら、生ビールが進みます。


話は少し変わります。

以前、都内の理容店を取材させていただいた際、このような光景に遭遇しました。

カットが終了してアシスタントがシャンプーを行なう際

店主「○○さまだから、いつもよりも丁寧に頼むよ」

アシスタント「はい!」

お客さまが帰られた後、「お客さまによってシャンプー方法が違うのか」と店主に聞いてみると

「お客さま全員の前で、言っているんです」と教えてくれます。

その時、何気ない一言、その印象の大切さを知りました。


話を戻しますね。

お通しの味噌が美味しかったので、聞いてみると自家製との事。

レシピを教わるなどして盛り上がると、ジョッキが空になりかけます。

当然、ホールスタッフが「飲み物、どうします?」と聞いてくるのですが

事件は、ここで発生します。


「あっ。じゃー、生ビールをお願いします」と言った0.3秒後

ほんと「します」とお願いした瞬間です。


「お待たせしました。生ビールです!」布施氏が元気良く持ってきました。

この時のオイラの表情が、草流の経営者曰く「怒った顔になっていた」と。


クロフネカンパニー代表の中村文昭氏

講演や著書の中で「人は本当に驚くと、まず最初に怒る」と言っています。

びっくりして怒り、そして感動し、喜ぶ。そのような流れなんですが、

今回のオイラも、まさに、そのような感じです。


オーダー直後に届いた生ビールを見た時「なんだよ!」確か、そんな言葉を発していたと思います。


いま考えますと、すでに生ビールを用意していた布施氏と、別のホールスタッフの連携プレイですが

いまだに印象深い出来事だったので「良い居酒屋を見付けた」と数人の方にメールするオイラ。

または、こうやって当ブログで紹介しています。

これは、サプライズが口コミとなるパターンの典型例ですね。


帰り際には、こんなモノが手渡されます。


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お通しに出た自家製味噌のレシピですが「これ、お土産です」と布施氏。

これを見た瞬間「嫁さんを誘いやすくなるなー」と思ったオイラ。

つまり、再来店率向上に繋がり、しかも口コミツールになるとも考えます。


余談ではありますが、とり鉄に対しては、あまり良い印象を抱いていませんでした。

がしかし、直営店とフランチャイズの違いとは言え

働くスタッフが変化するだけで、印象が、こうも違うのかと勉強になった一昨日。

働くスタッフの姿こそが商品。

これは、理美容業界にも同じ事が言えると思うのはオイラだけでしょうか。


いやぁ~。今回の経験は、ほんと勉強になりました。

恐れ入りました。


本日の感謝

働く人の姿が商品そのもの、と再確認できました。

布施店長との御縁。

そして、その御縁をいただいた美容室 草流の経営者との御縁に感謝です。