理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

セミナー講師+大番頭+経営者+編集者=?

昨日はヘアメイクCASA中尾マネージャーを取材させていただきました。

テーマは縮毛矯正のニーズについてです。

某メーカーの調査結果によると、20代で約4割、40代になると約6割の方が

クセ毛という情報を教えてくれます。

となれば、今後は「白髪染め」+「縮毛矯正」と言ったニーズも浮かび上がります。

「技術の進歩と共に、薬液は弱くなりつつある」とも語ってくれました。

同店では、「すとスト」「すとかる」と言うキャッチでアプローチしており、

「印象に残り、気になるキャッチコピーで潜在ニーズを刺激する」と述べます。

また、こんな本音も。

「1ヶ月だけで良いので、専門学校の授業でアイロン操作を徹底的に練習すればなぁ」と。


取材後はMr.トータニ美容室 草流さんと合流し、

豊島園駅周辺にある、ラーメン居酒屋に向かいます。

到着したのが確か18時50分頃。

19時オープンなのですが店に入ると、、、混雑しています。


経営者一人で営んでいるのですが、お客さんが率先して手伝う光景が目に入ります。

「ここで学ぶ事は、いかにして、お客さまに手伝ってもらうかだな」などと偉そうに言うオイラに対して

中尾マネージャーが「あっ。20代の頃、一人で美容室を経営していた際、お客さまが自分でシャンプーしていた」

サラリと面白いことを教えてくれます(汗)。

お客さまが、自分でシャンプーするヘアサロン。

人件費を低めに抑える究極の方法ですね。賛否両論ありますが(汗)。


そうそう。こんな話も出てきました。

「お客さまは、何も言わずに、また来てくれると勘違いしている」と中尾マネージャー。

実際、シャンプーの際にフェイスガーゼを嫌がるお客さまがいて

その理由を聞くと「臭いから」と返ってきたとしています。

「知らなかったら、ずーっと臭いままで、それが失客にも繋がっていたかも」といいます。

その話につられて「シャンプークロスが臭いサロンも結構多いっすよ」

とオイラは、生意気にも評論家みたいなコメントを言ってしまいました(汗)。

「何も言わずに、また来てくれると勘違いしている」と言う言葉、勉強になります。


考えてみたら、今回の4人は微妙に立場が違います。(年齢順に紹介)

Mr.トータニはメーカー勤務で各種セミナーを企画し、講師として活躍。美容室の経営経験もあります。

中尾マネージャーは、経営者を支える右腕、大番頭と言う存在。「すとかる」の商品開発にも携わっています。

草流さんは、美容室経営者。昨年、スタッフのために支店を出店。計4店舗。色々な集まりに参加しています。

そして、オイラ。理美容業界専門の出版社勤務。理容師。

理美容と言う軸に対して、それぞれの立場、つまり四方から見ると色んな意見が出てきて

このようなバランスが結構好きだったりします。


で、今気が付きました。

「なるほど。これが、ご縁の産物なのか」と。


本日の感謝。

ポストカードを2回もいただいた方にお礼を言いました。

すると、こんな言葉をいただきます。

「飽きるタイミングを見計らって送っているけど気が付いた?」

「実家に毎日ポストカードを送り続ける為の、無言のプレッシャーなんだな」

「途中で辞めるなよ。ガハハハ」

ありがたい。非常に、ありがたいです。

そこまで気遣ってくれているとは。

色んな人に支えられていることを痛感。感謝。


明日の夢。

某理容室の入社式(パーティ形式)を取材させていただきます。

そこでは、どのようなご縁が広がるのか期待です。