理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

嫁さんの行動から学ぶ⑥

嫁さんの行動パターンを見ていますと、勉強になります。

今回も消費ではなく、興味を示した行動について紹介していきますね。


とあるペットを対象とした葬儀会社とのやり取り。

電話をかけると、すぐに担当者が当家にやってきました。

棺桶ならぬ棺段ボールを持ってきてくれたのですが、

その際、営業マンが「これ、使ってください」といいながら保冷剤を手渡してくれます。

「わー助かります。ありがとう」と満面の笑みの嫁。

聞けば、電話で保冷剤が必要である事は一切触れていません。

おそらく、営業マンが気を利かせて自主判断で持ってきてくれたのでしょう。


大量の保冷剤を必要としていた嫁ですが、近所のスーパーに買いに行くものの在庫がなく

顔見知りの精肉店の経営者に相談したところ、分けてもらっていた状況。

このタイミングでやって来たのが営業マンです。


保冷剤は複数あり、コンビニのビニール袋に入っていました。

しかも、北海道展と言うシールが貼ってある保冷剤もあったりして、

あたかも、今、かき集めた様子を強く感じます。


顧客満足度を高めるには色んな方法があります。

それらを一つひとつ学習しマネをするのも良いのですが、

「心のあり方」次第で結果は違ってくると思うのです。

事実、今回の営業マンの心づかいが嫁の感動を生んでいるように

「やり方」ではなく「心のあり方」がしっかり定まっている事だけで

相手に感動を与えることが充分可能であると学びました。

そして、その積み重ねが顧客満足度向上に繋がるのではないでしょうか。


あの嫁さんが表情には出さないものの、いたく感心している様子から

サービスについて考えさせられる出来事でした。

では。