理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

嫁さんの行動から学ぶ⑤

嫁さんの行動パターンを見ていますと、勉強になります。

今回は消費ではなく、興味を示した行動について紹介していきますね。


本日の内容は、当ブログの基本からしますと、かなり内容がブレております。すみません。


愛犬ラッキー君が、先日の早朝に亡くなってしまいました。

13歳を迎えて後ろ足の踏ん張りが利かなくなり、鼻血が止まらない、吐血などを繰り返す事、約半年。

最後の数日間は死期を悟ったのでしょうか、食べ物を受け付けなくなったのですが

そこはオイラの嫁さんです。

ラッキー君の意図に対するがごとく「嫌われても良いから絶対に食わす」と言い、

噛みつかれながらもラッキー君の口の中に食べ物を入れていました。


元々、嫁さんの飼犬。

結婚と同時にオイラと一緒に三人で住むようになり

40キロを超える巨体ですから、座卓で食事をする際、座れば目線が一緒で

大人三人と言う感覚で過ごしたのが約4年。なんだかんだで約6年です。

嫁さんは、13年間一緒に過ごした相棒なんですね。


生前の数週間。

ドックフードを食べなくなり、食が徐々に細くなるラッキー君に対して当家が行なった行動は

何でも良いから食べられるモノは食わすと言う方法です。


シュークリーム、肉、うどん、ラーメン、チョコ、お菓子などなど

普段は、大量に食べさせない食べ物を躊躇(ちゅうちょ)なくガンガンあげました。

と同時に、止血、心臓などのお薬なども飲ますのですが、これが大変。

嫌がるラッキー君に対して、強引に口を開けて飲ますのですが、

これを飲んでもらわないと病気が治りません。


薬が苦いためか、与えた人はラッキー君には嫌われます。

オイラ、一回飲ませたのですが、それ以来、しばらくは、手渡す食べ物を食べなくなりました。

だから、結構ショックで躊躇(ちゅうちょ)するのですが、

でも、嫁さんは飲ませるんですね。

「治るなら嫌われても良いから、何でもするよ」って言いながら。

一方、オイラは…ダメですね。かわいそうで。なんにもできません。


このような状況の嫁さんの行動から学んだのは、とりあえず目の前の問題に対して

当面の対処策はどこか。その見極め方法です。


理美容業界で常日頃行なわれている値引き。

従来でしたら「麻薬みたいなモノだから絶対にダメ」などと上から目線で言っていたオイラ。

でもね。それは、オイラの嫁と同じような場合、そんな事は言っていられません。

今、どうするか。やっと出来た自分のヘアサロンを維持するにはどうするのか。


理屈や理想ばっかり言うオイラに対して、

目の前の問題解消にたいして行動している嫁に頭が下がるだけです。


値引きに対しての考え方は変わる事ありませんが、

その状況下の心境は理解したつもりです。

誰だって人から嫌われたくありません。

でも、嫌われてでも守る何かがある。

値引きを行なう人にも、何かしらの理由がある。

そんな事を学びました。


最後に。

まず最初にラッキー君のお嫁さんが、関西から来ていただき、これが物凄く精神的に助かりました。

関西人の悲しみを笑いに変えると言う考え。

これが非常に勉強になると共に、ほんと救われました。

また、ラッキー君と遊んでくれた人がいっぱい来てくれて、なんちゅーか感謝です。

あと、3日間通っていただき、嫁さんの話し相手になってくれたお友達にも感謝。

空気が、ほんわか暖かくなりました。ありがとうね。

それから、嫁さんの精神的な部分に配慮して本日と明日、お休みをいただいた会社に対しても感謝です。

…って書いていて、実は嫁さん以上にダメだった自分である事を実感しました(泣)。


では。