昨日は、脳の働きに造詣が深いルベル/タカラベルモントの社員さんを取材させていただきました。
弊誌サロンオーナー10月号では、トリートメントのアプローチを軸に取材を進めていますが、
昨日はカウンセリングについてです。
原因を探ることがカウンセリングであり、喜びや感動という部分、
つまり、お客さまの期待を上回る提案を行なうためには、コーチングのスキルが必要と話してくれます。
また、カウンセリングにおけるポイントとしては
「大まかに説明しても7ステップを踏むことになります」とアドバイスを受けました。
1 備える
予約段階から来店の間まで、いかにお客さまの情報を集めて分析し、
そして提案内容の概要をイメージしておくか。
2 合わせる
ペーシングという話法(相手の話すペースや声の大きさ、テンポに合わす)で、
お客さまに安心感を与える。
3 認める(褒める)
お客さま自身が気が付いていない良い部分などを褒める。
4 当てる
お客さまが潜在的に抱いている問題点を、プロの視点から当てることで
信頼感を構築していく。
5 聴く
そのうえで、話を聞きながら、さらに悩みなどを聴く。
6 まとめる
この段階でお客さまのリクエストを踏まえた、スタイリストの提案を行なう。
7 伝える
毛髪知識、ケミカル分野などプロの知識を簡単に話すことで、
信頼感が高まり、次回来店の提案内容にも繋がる可能性が生まれる。
ざっと、このような話をいただけましたが
「一番重要なのは、備えると言うこと。これが成功要因の8割を占めます」とも付け加えてくれます。
結果が伴わないカウンセリングの場合、備えが少なく、もしくは1~5が省略され、一気に6となり、
お客さまとの会話の中で決められるケースが多いとも語ってくれました。
以前、違う方からは、このような話が聞けます。
「予約と言うのは、お客さまの来店時間が決まるだけではありません」
「準備できる時間が、あとどの位あるのか。そして、何が出来るのか」
「その為の予約なのです」と。
備えあれば憂いなし。
これ、ヘアサロン経営における格言の一つかもしれませんね。
では。