理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

コミュニティの重要性と店販のポイント

一昨日、小俣氏のセミナー受講後、2・3他の仕事を済ませた後、

某県で理美容室を経営しているPRO(プロ)さんと久し振りに再開。

ウダウダと飲みながら近況報告やら、最近の理美容業界の話で盛り上がりました。


PROさんのサロンの周辺には、大学病院があり、そこに勤務する医師達も来店されます。

もちろん、大きな病院なので、お客さまである医師同士、横の繋がりはありません。

なので、そのようなお客さまを集めた飲み会を、定期的に開催していると言います。割り勘で。

要は、サロンを中心としてお客さまの輪があるのですが、

お客さま同士の繋がりはないので、これを結びつけちゃおう、と言う考えです。

同じ大学病院で勤務している為、共通点が多々あり盛り上がることは確実であり、

この段階で、サロンによるコミュニティが構築されるのです。

うまいですね、proさんの戦略。


オイラも常々思うのですが、このようなサロンを中心としましたコミュニティは

大きさは関係なく、必要であると考えております。

サロンと顧客の信頼関係が高まる以上に、サロンのブランド力向上、

そして口コミを誘発する事も考えられます。


さらに、もう一点、面白い話が聞けました。

地元の行政では、片親の子供達に対して、ボランティアを募り

一人ぽっちになる時間帯に話し相手になるという制度があります。

当然、proさんを含め、スタッフ達も登録しているとの事です。


平日の昼間、約4時間程度、サロンを離れ、ひとりぽっちの子供達がいる場所に出向き、

色んな話をするそうです。

毎月、1回か2回程度で、スタッフが交替で担当するらしいのです。

「一度、そのボランティアに参加したスタッフは、大体、次も行ないたいと言いますよ」

「その制度を通じて接してきた子供が、今度、理容師を志すようになりました」

サラっと言うproさんは、オイラと同い年。発想と行動が大人ですね。

「国金から融資を受ける際、有利でもありますしね」と別角度のメリットも正直に教えてくれます。

どちらにしましても、行政とのコミュニティにも参加されており、やはり人の輪の重要性を知りました。


そうそう。

話は大幅に変わって、店販については次のようにアドバイスをくれます。

「使い方と、どの位使用できるのか。ここをアプローチしているサロンは少ない」と。

なるほどね。

確かに、使用方法を説明しているケースは時々ありますが、POPなどを通じて

「普通に使って、何ヵ月使用できる量が入っている」と言う紹介は、あまり見た事がありません。

考えてみれば、結構気になるポイントですよね。


その後、おれっちさんも合流し、ワーワーと盛り上がり、

サロン経営にまつわる現場の創意工夫が聞けた、一昨晩の飲み会マーケティング総合研究所でした。

次回も頑張ります!!