理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

理容師が増えない理由

皆さんコンニチハ。ご訪問、ありがとうございます。

本日も、長文になってしまいました。ごめん。


本日の内容

世襲に対する持論

・理容師と世襲


先週、弥生会計ソフトの弥生株式会社、PR会社との打ち合わせの際に、こんな話になりました。


相手との距離感を縮める為に、よく使う話のネタなのですが、

オイラの実家が理容店を営んでいる事、

そして、オイラ自身、理容師として働いていた時期もある、と話をした直後

「へぇ。今話題になっている世襲(せしゅう)なんですね」と、PR会社の担当者から返ってきます。


国会議員の世襲がマスコミなどで問題視されており、何となく負のイメージが強いのですが

良く考えてみたら、オイラ自身も世襲の当事者でもあった事に気が付きました。


世襲と言えば、どちらかと言うと、他者よりも優位性が高いイメージが強く、

その辺が、国会議員などの職業を通じて批判(ひはん)の対象になっていると感じます。


産経新聞では【2030年】と言う連載記事があり、

第三部では「親を超えられますか」と題して、世襲問題について触れているのですが

7月27日の内容では、負の世襲についての取材結果を紹介していました。

そこでは、生活保護を受ける状況が、世襲されているケースは少なくない、というもので

働きたくても働けないと言う環境もしくは、労働意欲の低下も次世代に引き継がれるのでしょうか。

少なからず、ショックを受けました。


話は少々変わりますが、人の考え方、話し方、もしくは行動は、髪型や服装など

よく考えますと、影響を受けている人のマネしている事が多いと、実感します。

特に、話し方は、顕著(けんちょ)に現れます。

口グセ、イントネーションなどは代表的ではないでしょうか。


ですから、話をしていますと「あれ? この話し方、口癖って、あの人に似ているな」と思うと

「あぁ、あの人の影響を受けているんだなぁ」と、言う状況は結構多いです。


影響を強く受ける相手。

まず最初は、親だと思います。


NPO法人江戸しぐさの副理事長・桐山さんから、学ぶと言う言葉は、

マネをする、つまり「マネる」が語源であると教えていただきました。


であれば、人が幼少の頃にマネして学ぶ対象は、親となります。

一番身近な対象であり、親身になって世話をしてくれますから。

そう考えますと、親の思想、行動などに対して影響を受けるのが子供となるのは、ごく自然な流れ。


世襲の良し悪しが最近話題になっていますが、上記の理由から、

オイラは、どのような職業であれ、世襲自体が悪いとは思えないのです。


冒頭に、世襲には優位性があると書きましたが、確かに、そうです。

だって、幼少の頃から影響を受けてマネして学んでいるのですから。


いつもお世話になっているメジャーセブンさんから、江戸商人は幼児教育の際に

小判を使った遊びを行なっていたとも教えていただきます。

その理由としては、本物の小判を遊びを通じて、常日頃、本物に接していると

瞬時にニセモノがわかると言うのです。

これは、理美容師がウイッグ(カツラ)を一瞬で見極められる事と、同じですね。


このような英才教育が優位性に繋がるので、それはそれで、アリだと思うのです。

と言いますか、創意工夫の元に得た経験は、次世代に引き継いでこそ

情報の共有に繋がるのではないでしょうか、などと考えます。


と、偉そうに世襲について私見を書かせていただきましたが、

その根幹には、ある事の存在が挙げられます。


親が仕事を楽しんでいるのか、否か。

仕事が楽しいのであれば楽しい部分を子供に伝え、

逆に、楽しくないのであれば、そこを子供は察します。


本日の日記で一番言いたい事は、理容師と世襲についてです。

理容師を志す人が少なくなっているのは、今に始まったことではありません。

なぜでしょうか?


オイラ的に考えるのは、理容師自身が「理容は儲からない」みたいなネガティブな発言をしている

それこそが原因の根幹であると思っています。

理容師の親が「理容業はダメだよ」、そんな話を子供が聞いたら、やはり「理容はダメだ」と思います。


理容師人口を増やす試みは、数多く行なわれていますが、即効性がある方法は

理容師一人ひとりが、営業終了後に「あー、今日も一日、楽しかった」と言うだけです。

その話を、子供たちが聞いていますから。


理容業界では、理容師人口の増加について数多くの取組が行なわれていますが

案外、世襲について考える必要があると思っています。


まっ。実家の理容店を継いでいないオイラが、偉そうに書く内容ではないですね(汗)。


結論

知識と経験を伝承するには世襲は必要。

世襲議員に問題があれば、投票しなければいい。

世襲と伝承を混同しないで欲しい。


本日の感謝

昨日、甥っ子二人と「夏のエロ侍ツアー」を実施しました。

東京・池袋のサンシャイン60に行き、モツ煮込みが美味しい加賀屋さん

アントニオ猪木坂場を堪能(たんのう)しました。

スタッフの皆さま、ありがとうございました。感謝。


明日の夢

なんか、、、今晩から静岡・浜松に行くみたいです。

浜松到着は、明朝。うなぎ食べられるのでしょうか。