理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロン経営と人

一昨日、Mr.トータニとの打ち合わせの際に、こんな話をいただきました。

「調子が良い時こそ、その理由を自己分析できる」と。


確かに、売上が右肩下がりになっている状況下で、その原因を探す事も重要です。

ただ、どうしてもネガティブな目線になってしまい、着眼点についても

経費削減などと言う感じから入ってしまう事がありますし、その気持ちは痛感しています。


となれば、売上が良い時だからこそ原因を見出すと、

どこが良かったのか、そこが理解できるのではないでしょうか。


「あれを行なったら、こうなった」

シンプルに、このような思考回路になると思うのです。


以前、当ブログでも書いたかもしれませんが、

とある地方の理美容業界専門のディーラーさんから弊社に電話があり

業界紙・誌が売れない」と言います。


逆に、業界紙・誌を購読しているヘアサロンについて聞いてみますと

「繁盛しているケースが多い」と話してくれました。


調子が良いケースであればこそ、その要因について調べる、

もしくは他店での成功事例について研究し、そこから自店の取組を客観的に見ているとも考えられます。


業界紙・誌を購読する、しないと言うのが今回の論点ではなく、

むしろ、作り手側に反省する点が多々あります。


このような場合も「売れないからどうするのか」と言う会議よりも

「今回好評だった理由は、どこにあるのか」このような場合の方が大いに盛り上がり

モチベーションが高まる事もオイラなりに経験しています。


当ブログにご訪問いただいている皆様も、数多く理美容業界系のHPやブログから

明日へのヒントを収集していると想像します。


もし、調子が悪いのであれば、他店の行動をマネてみる事も良いかもしれません。

「学ぶ」は「マネる」と言う言葉に由来していると聞きました。


もちろん、オイラもマネる事を行なっているのですが、その際には

「どうして、その発想になったのか」もしくは「なぜ、行なうのか」

と言う根幹部分について考えるようにしています。


居酒屋てっぺんの元気が出る朝礼は、理美容業界でも取り入れられているケースは多いのですが

そもそも、その朝礼を行なう理由は「開店後のスタッフのモチベーションを高める」事であり

だからこその、元気が出る朝礼だと思います。


事実、朝礼前の朝礼によって本日のお薦めメニューなどの情報交換も行なっており

その上での元気が出る朝礼、と言う事が理解できます。


つまり、方法をマネる事も重要ですが、考え方こそマネると、また違った結果になると考えます。


話を元に戻します。

冒頭のMr.トータニからご推薦いただきましたヘアサロンですが、検索してみますとHPがヒットしました。



人と笑顔が満載なのですが、この段階でサロンの空気感がズドーンとダイレクトに伝わりました。

個人的に大好きなHPで、価格的な魅力を第一とするお客さまは別として

HPで知りたい事は「働いている人」や「お客さま」なのかな、などと生意気にも感じています。


このような参考になるHPを教えてくれたMr.トータニとの御縁。

何を行なうにも、人ありき。

人が御縁を生み。売上を作る。


調子が良い時こそ天狗になるのではなく、要因を考える。

ヘアサロン経営も要は経営者という「人」次第なのかなぁ、などと思っています。


天狗になればなるほど「人」の重要性を軽んじてしまい、結局「人」が離れてしまう。

だから永続的な繁盛が続かない。


お客さまも人。スタッフも人。取引先も人。

ヘアサロン経営を支えているのは、多くの人たち。

だから、売上を作り利益を生むのが「人」となります。


繁盛サロンに共通している事として「人」を意識していると考えます。

「人」を、どのように満足させるのか。もしくは楽しませるのか。または喜ばすか。


根本的な事であり、別段、目新しさはありませんが、

理美容業界の場合、そこに尽きるのかな、などと考える今日この頃です。


調子が良い時に自己分析を行なうと、色んな人の協力があってこそ成り立っている

つまり、自分一人だけによる成果ではないと言う事が理解できると思います。

勘違いを招かない為にも、成功した際のポイントを整理する事が、次に繋がるのかな、とも考えます。


と、偉そうな事をダラダラ書いてしまい申し訳ありません(土下座)。

長文になってしまい、読みにくかったと思います。ごめんね。

では。