理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

理美容師教育

ちょっと前に、姉妹誌PROF-RIKEI(プロフ・リケイ)編集部からの依頼で、

技術などを教える立場の方を対象とした、アンケートに携わりました。


ご協力いただきました各位さま、本当にありがとうございました。


その内容は「講習会や練習会などで日々悩んでいる事を教えてください」と言うモノ。

当初の予想としては、教える技術的な内容が多いと思っていました。

例えば、似合わせスタイルの教え方、カラーを教える際の教育カリキュラム、

刈り上げのボカシの方法や直ハサミの種類、流行のパーマスタイルは何か、などと想像していたのです。


がしかし、ご協力いただきましたアンケートを見てみますと

「相手が何を考えているのか分からない。受講生の頭の中を知るにはどうすれば良いのか」

「講習後に復習すると言う発想になるには、どうしたらいいの? 毎回、前回の復習から行なうので進行が遅い」

「開始時間に遅刻しないで参加すると言う意識付けをどうするか」

と言うような内容が、ほとんどでした。


要は、理美容業の講習に限らず、人としてどうあるべきか、そもそも、そこに行き着きます。

そして、オイラの見解を付け加えますと、教える側も今まで先輩から受け継いだ「教える術」が

現状において通用しなく、理美容教育現場で混乱している事が理解できました。


今回のアンケートを通じて、理美容業界(正確には日本の教育全体ですが)の問題が多少ではありますが、

オイラなりに把握できた気がします。


と、偉そうに書いていますが、オイラの20代前半の頃も同じようなタイプでした(汗)

口をポカンと開けて、餌(えさ)をもらえる事を、ボーっとしながら待っていましたから。


理美容業界の場合、まずは「技術力=教育に秀でている」と言う考え方から改めない事には

解決できないと思いますが、皆さんはどう思いますか?

そんな事を考える今日この頃。

では。