昨日は中野製薬株式会社主催「学校現場からの緊急提言/美容学校・学生の最新情報」
と題したセミナーを取材させていただきました。
都内の某有名美容専門学校の教員を講師に招き、教育現場から見た業界への提言という内容です。
まず最初に美容学校の新入生の数について説明があります。
平成17年(2005年)の2万5千768人(中夜間)がピークで、平成19年(2007年)では2万2千522人。
また、通信課程では平成12年(2000年)の1万4千416人をピークに
平成19年(2007年)では5千829人となっており、通信課程の落ち込みが激しいことが窺い知れます。
また、同校の学生に限ったデータを話していただき気になったのが次の言葉。
「卒業生のうち未就職の学生の割合が10%」
「過去は数%程度でしたが今回に限って、このような数値となりました」と。
そして、未就職の卒業生に理由を聞いたところ
「数ヶ月間、異業種で働いて給料を貯金した後、改めてヘアサロンに就職するという声も聞こえてきた」
と返ってきたといいます。
以前、専門学校取材を行なった際には人気サロンにどうしても就職したいため
1年間待つ、つまり就職浪人の存在を知ったのですが、それとはちょっと違う意見ですね。
学生が就職したいサロンと敬遠したいサロンと言う独自データに基づいたキーワードも発表されましたが
長文になってしまう為、ここでは割愛させていただきます。すんません。
講師が同学校の美容学生気質から当世の美容学生気質として
「人格を重んじる傾向が強く、友人を大切にする」
「技術にどん欲で、興味がある技術に対して集中的に練習し成長願望が強い」
「気持ちが優しい反面、精神的に弱い。楽しく学びたい」
「教えてくれる人を待っている。サロンワーク以外の分野にも興味がある」とキーワードを数点挙げると
「最終的には、自分の居場所を見付け、何か一つでも任されると積極的に取り組み、自信に繋がります」
「そして、サークル活動として写真撮影やコンテスト、
ファッションなどの専門分野について学べる環境作りがポイントになると考えます」としています。
好き勝手、言いたい放題だなぁ最近の学生は!
などと聞いていて思ったのですが、15年前のオイラを思い出してみますと・・・
大して変わりません(汗)
まっ、学生諸君、頑張ってくれたまえよ。
などと偉そうに書いてみます(土下座)
では。