理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

就活ヘアの掘り起こし 都理協セミナーに行って来ました。

今回の内容【就職活動に対する潜在ニーズ】
 
 
ふと思い出しました。
 
いつもお世話になっている千葉・印西のR's hairの岩田亮一代表から
 
NOCKの長塚祐司代表をご紹介いただいた際の、ひと言。
 
 
「学生時代の同級生で、今は美容室の経営者」
 
「しかも、個人売上げ○百万円のスタイリストでもあるから、凄いんだよ」と。
 
 
で、長塚代表の第一印象から
 
「売上げ○百万円」というキーワードに対して、妙に納得したのです。
 
「うん。確かに、そのぐらいの売上げがありそうだな」と。
 
 
そういえば、TAYAの金子大輔支配人と久し振りに会った際
 
ちょっとビックリしました。
 
 
「あれ? なんかヘアスタイルが落ち着きましたよね?」と聞くと
 
「春の定期人事異動で経営企画室へ配属となり、取引先には金融機関が多いので」
 
そのような答えが返ってきたのが、今でも印象深いです。
 
 
 
昨晩、東京都理容教育団体協議会主催「就活を簡単に考えていませんか」
 
と言うテーマにした、都理協セミナーを取材させてもらいました。
 
 
イメージ 1
就職活動ヘアスタイルについて、受け入れ企業と学生たちにあるギャップがあるという
 
 
講師は、オシャレと身だしなみは違うと言います。
 
 
前者は個人の好み、いわば主観的な要素が強くなり
 
「私が好きなヘアスタイル、オシャレでしょ?」みたいな感じが前者。
 
 
そして、後者は周囲の人たちと共同生活していく上でのマナーとなります。
 
つまり、客観的に自分のヘアスタイルを見て
 
周囲の人たちが不快と感じないようにするのが身だしなみ。
 
 
就職活動のポイントは、まさにそこ。
 
 
イメージ 2
自分が好きなヘアスタイルだけではなく、相手にどう見られるか。その意識がポイント
 
 
学生時代は自由奔放で、どのようなヘアスタイルをしていても
 
極論を書けば親や親戚、学校の教職員たちから指摘されても
 
「私は、このヘアスタイルが好き。だってオシャレだから」
 
と言い切ってしまえば、どのようなヘアスタイルでも、まかり通ってしまいます。
 
 
しかし、社会人となると違う。
 
正確には、取引先や上司から注意されることがなく
 
良好な人間関係が築けて、収入も安定する社会人になりたいのであれば
 
あるルールを守る必要があります。
 
 
それが、身だしなみ。
 
 
イメージ 5
ヘアスタイルひとつで、ここまで印象が違ってくる
言い換えれば、ヘアスタイルで印象を変えられることになる
 
 
さらに付け加えるならば、安定した成長を実現できる組織に属すことで
 
生活が保障され、福利厚生なども充実するため、ゆとりが得られる。
 
もしくは、社会的な信頼も得られる社会人になるために、必要不可欠でもあるのです。
 
 
その考えに切り替えるタイミングこそが
 
就職活動で行なう際に使用する、履歴書の顔写真撮影。
 
 
イメージ 6
あなたのヘアサロンに来る取り引きディーラー営業マン。どちらのイメージが良いですか?
 
 
学生気分の「オシャレなヘアスタイル」で撮影するのか
 
それとも社会人のルール「身だしなみ」を行ない
 
見られる相手を意識できているのか。
 
 
このスタンスの違いは大きい。
 
言い換えれば、就職活動とは従来の生活と
 
今後の生活が一変するタイミング。
 
 
そこに対して重要性を感じ取れる感性
 
そして対応できる行動力があるのか否か。
 
 
イメージ 7
ヘアスタイルを意識することで、社会人への心構えが芽生える。それがポイント  
 
 
履歴書の写真一枚とはいえ
 
それらの、社会人として必要な能力が伝わるのです。
 
 
講師の大竹聖子さんは言います。
 
 
イメージ 8
学生達のビジュアル面改善にむけてボランティア活動を行なっている大竹講師
 
 
「毎年7~8千人ほど、就職活動用の顔写真を撮影しているが、年々ひどくなる」
 
「ヘアスタイルも然ることながら、男性なら特に眉毛やヒゲの剃り方にも問題がある」
 
「企業が欲しい人物像は『明るく』『元気』『素直』だ」
 
「理由は、仕事は一人ではできなくチームワークだから相手に好かれないとダメ」
 
「オシャレと身だしなみは違う。身だしなみは相手に敬意をもって接すること」
 
「就職活動用の顔写真撮影を通じて、身だしなみの重要性を理解して欲しい」
 
「本来ならば親から子へ教育する内容だが、今はそれがないので、ひどくなっている」
 
「だから、理容室でも提案して欲しいのです。就職活動中のヘアスタイルについて」
 
「基本的には、顔を出すこと。そうする事で目力が生まれ好印象になるから」
 
 
イメージ 9
履歴書に貼る一枚の写真。その撮影を行なうのが社会人としての身だしなみを知る第一歩
 
 
都理協の羽鳥和彦氏は途中、就活に対する潜在ニーズについて説明します。
 
「大学に行き大学生たちと接していると、理解しがたいヘアスタイルもみかける
 
「今回の大竹講師の話から理解できるのは、就職活動と言うキーワード、市場の存在」
 
 
ヘアサロンのカウンセリングでは、顧客主導が当然です。
 
お客さまが望んでいるデザインは何か。
 
そこに焦点を絞り込みつつ、答えを模索するのですが
 
就職活動の場合、ちょっと違ってきます。
 
 
イメージ 10
人の第一印象は約3秒で決まり、その大半はヘアスタイルが影響している 
そこを意識している社会人は強い。企業が求める人材は明るく・元気・素直
 
 
過去の成功事例などから、具体的な取組みが提示できるので
 
説得力が増し、提案側の意見に対して
 
顧客が素直に受け入れられる可能性が高くなります。
 
 
いわば、理容師・美容師主導によるカウンセリングが行なえるのです。
 
学生が、子供からオトナへのステップを踏む第一歩。
 
それが就職活動の顔写真撮影であり
 
だからこそ、理容師・美容師のキャリアを活かすことができる場面でもあります。
 
 
イメージ 11
就職活動を行なっている学生達に対して
社会人のヘアスタイルを提案するのは、プロの義務ではないだろうか
 
 
学生達へ行なう、ちゃんとしたヘアスタイルの提案を
 
就職活動というタイミングで行なうことが社会的義務でもあり
 
市場が確かに存在するため、経営的な観点からも取組む意義があります。
 
 
その証拠として大竹講師は言います。
 
「企業側から学校側に対してクレームが生まれている。学生達の外見も、その一つ」
 
「とは言え、学校側も対処に苦慮しているのが現実」
 
「だから、理容師・美容師たちからもアドバイスして欲しい」
 
 
イメージ 3
今回のポイント。どのように見られたいのか。社会人と学生のヘアスタイルの違いとは何か
 
  
学生を受け入れる企業。
 
そして、教育する学校。
 
双方が悩んでいるからこそ、そこにヘアサロンが活躍できる場があると考えます。
 
 
 
冒頭のNACKの長塚代表の個人売上げが○百万円を超えているのも
 
清潔感溢れるヘアスタイルから抱く安心感が影響しており
 
TAYAの金子さんは、取引先相手によって
 
受け入れられるヘアスタイルを意識しています。
 
 
このように、美を提供する専門家であっても、常に相手を意識した
 
ヘアスタイルにしているのです。
 
 
イメージ 4
ヘアスタイルにおける身だしなみの重要性を、理容業界からも提案して欲しいという
  
 
就職活動を軸にしたヘアサロンで行なえる潜在ニーズは
 
今後、益々増えそうな気がしているのですが、皆さんはどう思いますか?
 
 
……と、ここまで書いており、肝心なヘアサロン経営への落としこみですが
 
それは、また後日改めて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
理容 理容室 理容店 理容院 経営者 ヘアサロン 美容 美容室 美容院 経営 集客 繁盛 儲ける 儲かる 顧客管理 来店頻度短縮 ブログ ホームページ 再来店比率 リピート率 客単価向上 倒産 MQ 粗利益 自己紹介チラシ 女性理容師 理容師 美容師 床屋 パーマ屋 ボランティア 戸谷益三 東日本大震災 繁盛サロン なでしこシェービング エステシェービング レディースシェービング レディスシェービング お顔そり お顔剃り 中央理美容専門学校 節電 LED サロンオーナー ビューティビジネス学会 ライズマーケティングオフィス 田中みのる ヘッドスパ 散髪 理髪 整髪 理容文化 自己紹介 本村ほうよう 理容総研 理容総合研究所 特急営業支援策 アイパッド アイパッド2 iPad iPad2 管理理容師 管理美容師 理容師カフェ 高田靖久 理容業界 美容業界 理美容教育出版株式会社 關口和彦 関口和