理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

教育と硬軟

この三連休。

近所に住む甥っ子(10歳と5歳)が来ていました。

今晩、テレビゲームをやめない下の子(5歳)に対して、ドカンと嫁の雷が落ちます。

「ゲーーーーム、やめなさーーーーーーーーーーーい!」と。

正直、オイラもビビりました(汗)。

で、そそくさと半べそで片付ける甥っ子に対して、手伝いつつもフォローを入れる嫁。


話は変わります。

いつもお世話になっているMrトータニ氏が専門学校で講演する際、

あまりにも態度が悪い学生に対して大声で「いい加減にしなさーーーーーーい」

「美容師として、そんな態度はダメじゃないかーーーー」と烈火の如く怒ったあとに

「と、就職後の先輩や店長、オーナーに怒られちゃうぞ」と笑顔で語りかけます。


また、とある理美容専門学校の教頭先生(30歳後半)の授業を受講させてもらった際には、

「外見は怖いけど実際は怖くないんですよ。そんなに老けていませんし。私は何歳に見えますか?」

とニコニコしながらの問い掛けに対して、学生たちは、その先生を見くびったのでしょうか

「80歳!」「90歳!」「キャハハハハ」と冷やかしながらヤジを飛ばす感じで言っていました。

その瞬間「ふざけんなーーー! 面白みのない事を言うな!!!」と激怒します。

確かに、そのクラスは高校の延長線上と言う雰囲気がありました。

後ほど教頭先生に聞けば、そのような雰囲気を察知して、職業人としての在り方を勉強して欲しく、

敢えて、笑顔を作り、前述のような質問をしたと言います。


ただし、その後が面白く、ふざけたヤジを飛ばした学生に対して「なぁお前よぉ、なんで、そんな事言ったんだ?」

と怒った顔のまま言います。するとこんな答えが返ってきました。

「だって…盛り上げたかったから」と学生が言うと、

すかさず「そうだよな。みんなの事を考えてくれたから、言ったんだよな」と笑顔で優しく語りかけます。


この三つの事例を目の当たりにしますと、教育とは硬軟織り交ぜる事なのかな、などと思います。

皆さんは、どう思いますか?


では。