理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ニーズは応えるものではなく提案するもの

ちょっと実験してみました。


昨日、会社に一通のお手紙をいただき、見ると優待券が入っていました。

とある業態に特化したサロンで、姉妹誌PROF-RIKEI(プロフ・リケイ)と言う雑誌で

技術連載でご協力いただいたところ、ご丁寧(ていねい)に、自店の優待券を贈ってくれたのです。


正直、そのような気持ちは一切なく、かといって送り返すのもなんなんで、嫁にプレゼントしてみました。

しかも、今回は直接手渡すのではなく、枕もとに、そっと置くと言うイヤラシイ方法です。

締切前なので、いつものように自宅で仕事をしていると、寝室から嫁が戻ってきます。

「なんかさ、サンタさんから、こんなプレゼントが届いたよ」と、普段でしたら

グーパンチが炸裂(さくれつ)するような言葉を満面の笑みで言いやがり、

オイラとしても余計なエネルギーを消耗したくないので聞き流していました。。

ですが、その表情を見ると、案外嬉しそうなのです。


今回の実験では、ニーズについて調べる事が目的でした。

かなり前に、その業態に興味を示していた嫁。

この段階で、ニーズを感じたのですが、あえて、そのままにしておき、

忘れかけた頃合いを見計らって、プレゼントしてみました。

しかも、直接ではなく、間接的に。

これが俗に言う、ニーズの提案なんですね。


希望するモノをただ提供するだけだったら、面白みがないと言いますか、印象に残りません。

お客さまが欲しいと言ったモノを売るだけだはなく、

欲しいモノを提案する事で感動が生まれ購入する。

「もしかしたら、このようなモノが欲しくないですか?」と。

しかも、これを機に口コミに繋がるかもしれません。

まっ、明日以降、嫁のブログでは、そのネタをアップすると思うのですが。。。


どちらにしましても、ニーズに対する応え方によって、結果はこうも違うのかと思いました。

これで、締切前の殺伐(さつばつ)とした夫婦関係にも平和が訪れそうです。


お客さまが欲しそうなモノを探り、モノを探して提案する。

一度試してもらうと、その効果が理解できると思う今日この頃です。

では。


ちなみに、嫁のブログはお気に入りに登録されています。

しかも、物凄く分りやすい名前で(汗)。