【経営理念は、社長の言葉より重い】
詠み人 古田土(土に・)満(古田土会計士事務所所長)
よくあるパターン。
サロンの存在意義から外れた経営戦略に走ろうとするケース。
上質なヘアスタイルの美を通じて地域の活性化を理念としているにも関わらず、
経営状況が芳しくないため薄利多売で現状を乗り切ろうとする社長の考え。
上質と薄利多売。
これは矛盾しており、どちらかを選択する必要があり、
このようなケースでは経営理念を優先すると言う考えだ。
窮地(きゅうち)に陥(おちい)ると、とりあえず目先の問題を解決する事を考えてしまうが、
実は、そこが経営の落とし穴。
歯をくいしばって、目先の甘い罠に惑(まど)わされることなく、サロンを立ち上げた当初の
経営理念に沿っているのか否(いな)かが判断の基準。
これはブランディング構築にも繋がる。
ある意味、ブランディングは瘦せ我慢とも言える。
だからこそ、経営理念を明確にしておく必要がある。
余談ではあるが、経営理念とコンセプトが混同しているケースが多々ある。
理念は最終目標、コンセプトは、その手段。
難しいですよね、経営って。。。