理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

料金と理由

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新宿・西口で、カメラマン2名と嫁の計4名で飲んだ時の話。


フランチャイズ系が一昨年あたりから展開している、赤ちょうちんを意識した業態の飲み屋での事。

アホみたいな量を飲んで、クダラナイ話で盛り上がったのですが、

程よくなった頃、尿意を感じトイレへと向かいました。

するとドアに、こんな張り紙があります(写真)。


そこの店では、軽食も食べられるのですが、値下げを断行したとの事。

しかも大盛も可能です。

大盤振る舞いですね。


このPOPを見て感じたのは「うん。さすがに良心的な店だ。もっと値下げして欲しい」

………ではなく、なぜ値下げできたのか、その理由が明確になっていないと言う点です。

これが、例えば電化製品であれば話は別。

仕入や流通コストの削減で値下げになったと考えられるから。

しかし、サービスや飲食物などの場合、値下げに対して

素直に受け入れられないと思うのはオイラだけでしょうか?


今回のケースでは、カツやチキンなどカレーライスなど全般が値下げの対象となっていました。

肉質を落としたのか? 薄くなったんじゃないか? などと考えてしまい、

それが最終的に、信頼感の低下につながり、店側の思惑とは別な結果になりかねません。

値下げを行なうのであれば、やはり理由をお客に知らせる事で、

そこから安心感が生じ、購入意欲が湧くのではないでしょうか。


オイラがお客になりすまして、色んなヘアサロンに伺う企画から知ったのですが、

料金設定の理由、もしくは、メニューの内容を価格より先に知らせているケースは、多くありません。

実際に理美容師さんに聞くと、ウチのカットはコレコレで、シャンプー剤はこんなにこだわっていて、

タオルなんか肌ざわりが違うなどと、色々教えてくれます。

それらを、もう少しチラシやDM、ホームページ、POP

そして何よりも、店頭看板で紹介してみてはどうでしょうか?


そんな事を感じた、飲み会マーケティング総合研究所(通称・酔っ払いの集まり)の第二回活動報告。

次回も頑張ります!