理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

新企画 やってみたらこうなった

昨日の日記の続きになります。

今回も、ちょっと長文になってしまいました。ごめん。


ポストカードを実家の祖母あてに毎日送っている理由は、昨日書きました(なんか、上から目線でゴメンなさい)。

そもそも、どうして、そのような事を行なうのかと言いますと

実家の理容店改革を、この度、弊誌サロンオーナー4月号から毎月、紹介していくからです。


皆様のご協力によって色々教えてくれた方法を、実際に行なってみると言うのが企画趣旨。

ちなみにタイトルは「やってみたらこうなった」です。


そうです。

ついていったらこうなった」と言うテレビ番組のタイトルを参考にさせてもらいました。


それを世間一般的には、パクりとも呼びますが(汗)。


まっ。

オイラなりに、ガツガツしないでノンビリ、ゆっくりと紹介していくつもりです。


でね。

実家の理容店を改革する為の方法は数多くあり、それらを実行すれば間違いなく繁盛店になるのですが

問題は「やらない」と言う点、そこに尽きると感じる事、約2年。


売上が低迷している事に危惧(きぐ)する母親から打開策を聞かれる。

だから、アドバイスを送るオイラ。

でも踏ん切りがつかなく、実践しない母親。

イライラするオイラ。

で、ケンカになって、また最初に戻る。


親子なのでDNAも一緒なのでしょうか、性格的に+と+。

だから、ついつい感情的になってしまう。

お互いに気を使わないので、ストレートに言い合ってしまう。


理容業界に多い、世代間の問題そのものに直面しています。


そこで考えた。

オイラは「やり方」ばかり提案して「心のあり方」については、何も説明していないと気が付き、

じゃーどうしよう? と思っていた矢先に祖母へのポストカード作戦を思いついたのです。


その後の反応が勉強になります。

送り続けて3日後に、妹から携帯にメールが届きます。

「ポストカードありがとう。毎日は大変だと思うから月に2・3枚程度で良いよ」と。


で「大丈夫、負担になってないから、とりあえず送り続けてみるから」と返信しました。


2週間後。

今度は、母親から携帯に電話がかかってきます。


典江(母親)「どーしたの? 何かあったの? 夫婦喧嘩でもしているの?」

ポストカードが届く度に、その理由をオイラの環境に変化があったからと推測したのでしょう。

なので、家族を味方にする為にポストカードを送り、ご機嫌を取っておく、と。


勿論、まだ三行半を突き付けられていませんので、その旨説明してまたポストカードを送ります。


一ヵ月後。

母親が嫁さんに電話をかけます。


義父が経営する内装会社で働いている嫁さんに、新規客を紹介すると言う内容でしたが、

最後に、祖母が毎日届くポストカードを楽しみしている、と言ったそうです。


今度、愛犬アンディ君(ゴールデンレトリバー 生後3ヶ月)を連れて実家に帰るのですが

その際、どのような変化が生じているのか非常に楽しみです。


もちろん。

このアンディ君も、実家の理容店改革計画に協力してもらいます。

今のところ、改革初期段階では、アンディ君がキーマンになると思っており、

その為に必要な諸々の小道具は買い揃えました。


サロンオーナー4月号からスタートする「やってみたらこうなった」は、地味なページです。

ほんと地味です。期待しないでください。


だって、ごく普通の右肩下がりの理容店が行なう事ですから。

だから、コソコソと掲載する感じで考えています。


扱い的にはテレビ番組で言うところの深夜枠です。

オイラが新規客になりすまして行なう潜入取材の「チェックマンが行く!」と同じ感じ。

巻末付近の掲載となります。


ドーンと売上げが上がる事は一切しません。コツコツと地道に少しずつ確実に。

今回のポストカード送る作戦に関しても、行なっていく上でコツと言いますか

継続できる秘訣みたいなモノも知りました。地味ですが。


でもね。

実体験に基づいた事の紹介は、やはり面白いしオイラ自身勉強になります。


事実、ポストカードの種類は豊富で、個性的なモノも多く定形外のサイズも存在しますので

これらを実家の理容店の窓にダーっと貼って見ようと思っています。


お客さまが見えないようにカーテンがかかっているのですが

これを取っ払ってポストカードを貼れば、外からお客さまは見えませんし

そして面白いディスプレイになると考えています。


ポストカードは祖母の心を癒し、母親と妹への意識改革にもなり、

そして、サロンのディスプレイにもなる。一石二鳥ならぬ一石三鳥。

そんな事を知りました。


やってみるものですね。

「やってみたらこうなった」と言う企画。

そう。裏テーマは、オイラ自身の気付きとなります。


試練が人を育てると言います。

考え方によっては、理美容業界誌の編集者は数多くいますが

このような企画を実現できるのはオイラだけです。

今の環境に感謝!


では。