昨晩、野村克也氏(楽天ゴールデンイーグルス監督)の
軌跡と考え方という内容のテレビ番組が放送されていた。
野村監督の考え方が結構好きで、飲みにも行かないで真っ直ぐ帰宅して見た。
「監督は、気付かせ屋さん」。
野球生命が終わったと思われる選手を数多く再生させた野村監督は、
監督業について、持論をそう語る。
また、自身も野球は頭のスポーツである事に気が付き、三冠王に数度輝く。
要は、勝つ仕組みを考え、そして気が付き、実行する。それだけだ。
ワクワク系の小阪祐司氏、ジュンク堂の工藤社長、クロフネの中村文昭氏、
古田土(土に・)会計士事務所の古田土所長などに共通しているのは、
やはり、自身の行動や考えから、ある仕組みが存在することに気が付いて、
そして実行している。
マネジメントセミナーなどを受講していると、数多くの成功事例を学べるのだが、
それを、そっくりそのまま自店で取り組むだけでなく、
そこから、自店に適した仕組みに気が付くか否かで、結果は違ってくると思う。
成功事例をマネして結果が得られないから、すぐに止める。
そして、新たな成功事例をマネする。その繰り返しでは、結果は得られにくい。
最終的には自分自身の試行錯誤、つまり考えて行動して気が付いた時に始めて
仕組みを知る事になる。
各種セミナーでは、気付きのポイント、つまり、過去の成功者たちは何処に気が付いたのか。
その着眼点や考え方を参考にするだけでも、自らの気付きに近付くのではないか。
気付き。
オイラのテーマが、また一つ増えた。