昨日は、生涯客集客コーディネーターの小俣洋市氏、その弟子たちと高尾山で飲んだ。
ロケーションが良く、しかも飲み放題、食べ放題で男性3300円(税込み)であるから、人気を博している。
京王線・高尾山口駅からトロッコ電車のような登山用列車に乗り、ビアホールへと向かう。
往復900円の運賃、車内の人数から「この運行だけで○万円の売り上げだよ、凄いね」と計算する小俣氏。
15時オープンと同時に入店する計画を試みるも、すでに長蛇の列。
しかも、よくよく見ると、並ばされ待たされているにも関わらず、その多くが笑顔で、
気の早い人は財布からお金を取り出している。
「これこそ集客の醍醐味(だいごみ)だ」と再び、小俣氏が呟(つぶや)く。
ビアホールに入ると、獣のようにビールを飲む一同。
料理も考えられており、時間と共にレパートリーが変化するため、客は飽きない。
ただ、これはしょうがないのだが、どうしても揚げ物系が多くなってしまう。
この点を解消して欲しいと感じたのは、酒飲みの性なのだろうか。
まっ、そんなこんなで、ワイワイと盛り上がった。
下山してお土産を購入する一同。
THE・お土産屋と思われる店舗が2軒ばかりあるものの、なんとなく購入意欲がわかない。
少し歩くと、旧態依然としたお土産屋さんに隣接している、オシャレなお土産屋さんの建物が目に入る(写真)。
入ると、ディスプレイにも余裕を持たせ、POPなどもスタッフのコメントや、商品の特徴が書かれている。
嫁を見ると・・・案の定、一人で盛り上がりながら、グイグイ買っている。
「これ、試食したけど美味しいよ!」と何回も繰り返す、嫁。
それは、別段、高尾名物でもないにも関わらず、購入しているし(汗)。
一旦、お店を出て、旧態依然としたお土産屋さんと、オシャレなお土産屋さんを見ていると、
やはり、後者にお客さんは入る。
前者はスタッフの方々が客引きを行なっているにも関わらず、多くの通行人は通り過ぎてしまう。
一方、後者は、客引きなどは行なわずとも、お客さんが入る。
この違いは何か。
そんな事を考えていると、そこには「飽きる」と言う心理的な要因があるのではないか、
と自分なりに答えを導き出した。
そして、もう一点。
汚いのか・綺麗なのか。
その基準は老若男女、関係ない。汚いモノは、世代や性別にとらわれる事なく、共通しているのだ。
嫁が店から出てくる。
お土産が入っていると思われる大きな紙袋を持ち、満面の笑みで向かってくると
「この店、良いね」などと、言いやがる。
どちらにしても、高尾山のお土産屋さんから、人の購買意欲を刺激するモノは何か、と言う事を学んだ。
購入したモノをオイラに説明している嫁の姿を、旧態依然のお土産屋さんにいるスタッフが、
じーっと見つめている光景が、いまだに忘れられない。
そのとき、スタッフは何を感じていたのだろうか。
では。