理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ホームページで集客は不可能なのか

オイラの担当誌で10月号(9月10日発売)からスタートする企画がある。

面識のないヘアサロンに行き、カットしてもらい、その感想を誌面で紹介するというのが主な内容。

技術的な事よりも、経営者の想いやコンセプトの訴求性、接客サービスに対して、

オイラなりに気が付いた点を、ダラダラと掲載する。

もちろん、自腹なのでかなりシビアな評価を心掛けている。


先月末、早速行ってきた。

場所は銀座。

カットコースは1万500円(税込み)であった。

金額だけから判断すると、やはり高額だ。

だが、なぜそのサロンに行ったのか。自問自答してみる。


まず、サロンを調べる際、パソコンを使用してホームページ(以下、HP)の検索から行なった。

今回は、メンズ専門店にターゲットを絞り、色々検索するも、

おっ! と目を惹くサロンのHPは、よくよく観てみると知り合いだったりして結構、難航した。

で、流れ流れて銀座のヘアサロンのHPに辿り着く。

そこのHPは洗練されており、そして何よりも、技術内容が写真と共に詳しく紹介されていた。

カットコースの一連の流れと、各技術の内容やこだわり。

なぜ、このような技術が行なわれるのか、つまり、理由がしっかりと掲載されていたのだ。

もちろん、サロンのコンセプトなどもあり、

そのうえで「だからこの価格なのです」として技術メニューと価格が紹介されていた。

価格以外でも他店と比較できるネタが満載なのである。

しかしこの時点では、さすがにカットコースで1万円は、ちょっと高いかな、などと躊躇し、

再び、検索キーワードを絞りHP探しが続いた。

すると、どうだろうか。

先程の銀座のサロンが基準となっており、それ以下のHPのサロンには見向きもしなくなった。

むしろ、銀座のサロンへ行きたいと思う願望が徐々に強くなり、結果、予約したのだ。

もうここまで来ると、価格とかではなく、行きたくなったから行く。

ただそれだけの理由で「飲みに行くのを一回減らせば大丈夫」などと、

訳の分からない理由で、自分で自分に説得していた。

長文になると読みにくいため、その後の事は、ここでは省略させていただくが、

兎にも角にも、HPの重要性を痛感した。


「HPで集客なんてできないよ」と言う経営者が時々いるが、

それは、集客できない理由が、HPにあるからではないか。

オイラは、そう思う。

では。