理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

◆◆床屋はこのままで良いのか◆◆

本日は、午後に3軒のヘアサロンに伺わせていただきました。

一軒目は東京・上石神井にある東京ボウズさんです。


以前、偶然にHPがヒットし、何気なく見てみますと、サロン名やロゴの書体などが印象深く

まっ、オイラ的には大好きなテイストなので、一度行ってみたかったのです。


しかも、経営者はオイラが弊誌サロンオーナーを担当する前の雑誌(現・PROF-RIKEI)で、

技術撮影などで大変お世話になっていた理容師さんです。


この理容師さんは、某理美容世界大会チャンピオンのお弟子さんで、

自身も全国大会優勝後、ナショナルチームに所属して世界大会で優勝された方。


正直、技術を追及するイメージが強かったのですが、久し振りに再会するなり

「いやぁ~。昔とはだいぶ考え方がかわりましたよ」と話してくれます。


サロンに入れば経営理念がバーンと掲げられていて

「お客さまに伝えたいと言う反面、スタッフにも、いつまでも初心を忘れないように」と説明されます。


外観の看板の書体は「某有名広告代理店関係の知り合いにお願いしたら、こうなりました」

サラリと話すのですが、そうそう簡単にはできなかったと想像します。


繰り返しになり恐縮(きょうしゅく)ですが、東京ボウズ…いい響きです。

一度聞いたら、もしくは見たら忘れられません。


余談ではありますが、最寄駅から同店に行くまで7店のヘアサロンがありました。

しかも、隣と同店二階も同業他社です(汗)。

ただし、正直な感想、それら7店舗のヘアサロンは、

残念ながら、どこもオシャレな外観ですが、他店との違いが分からなかったのです。

だからこそ、東京ボウズの看板が目立ちます。


その次は、オイラが毎月行なっているヘアサロン潜入取材を行なう以前、カットをしてもらっていた

中央理容専門学校(当時)の後輩、自称・癒し系ヘアスタイリストさんが

新規出店したエフォールさんの支店を拝見させていただきました。


当時、飲みに行くと、いつもレバ刺しに中(あた)るのですが、それでも毎回、おいしそうに食べる

典型的なドMな経営者ですが、美容師さんで占める資生堂SABFA(サブファ)に対して

理容師として参加・卒業したり、EXCEL(エクセル)杯と言うヘアコンテストで優勝するなどの

経歴を持つ不思議な方です。


今、思い出しました。

エフォールさんの経営者が、理容組合主催のコンテストで、

ウイッグ競技のグラデーション部門に出場した時の話です。


当時の風潮としては、技術コンテストにも関わらず仕込みをガンガン行ない、

カット技術ではなく、スタイリングによって優劣を競う事が大勢を占めていました。


にも関わらず、購入後シャンプーした状態のウイッグ、

つまり何も手を入れていないウイッグを、競技開始時間と同時にカットしていき、

技術力による真っ向勝負を繰り広げていました。


話を戻しますね。

その経営者曰く、支店に来店される新規客の多くは、年配のお客さまが多いと言いますが

「以前、エロ侍に教えてもらった、お客さまから頂戴(ちょうだい)するお金はお金と言う話」

「若くて可愛いお客さまから頂戴した1万円と、年配のお客さまから頂戴した1万円」

「そこに違いは、ない。この言葉を胸にしまって、頑張ってまーす」などと話してくれました。


これ、たぶん酔っ払ってオイラが話した言葉だと思いますが(あんまり覚えてないのよ)、

この言葉は以前、ヤフーの掲示板で「◆◆床屋はこのままで良いのか◆◆」と言うサイトがあり

オフ会に参加した際、ヤスさんから聞いた言葉で、その受け売りなんです(汗)。

非常にインパクトがある言葉で、聞いた瞬間に考え方がスコーンと変った事を今でも覚えています。


「◆◆床屋はこのままで良いのか◆◆」を知っている人っていませんか?

と言いますか、このタイトルを考えた管理人のDOOOKU(ドゥーク)さんのセンスに脱帽です。


言葉と言うのは、相手を言い負かす為にあるのではなく、言い伝える為にある。

これは、いつもお世話になっているMaijor7(メジャーセブン)さんから教えてもらいました。


ヤスさんから教えてもらった言葉をオイラが感動し、そして、どこかで話す。

もしくは、ブログや紙媒体などで書く。それが、誰かに影響を与える。

そんな流れを実感しました。


余談になりますが、このヘアサロンに行くまでも、4軒の同業他社がありました。


その後は、いつもお世話になっている

鉄道マニアの理容師が経営している理容店BBつばめに行きます。


理由は特にありませんが「行けばなんかネタがある」みたいな、いつもの感じです。

つばめさんの経営者は、夫婦そろって自然な感じで、だからこそ甘えてしまいます。

でもね、今回も面白いネタを教えていただきました。


本日は、ちょっと長文になってしまいましたので、また明日更新します。

すんません。


メジャーさんの話以外は、全て理容師さんの話になってしまいました。

でも、面白い理容師さんって、いっぱいいるんだなぁ、などとも思いました。

では。