理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

うな丼と、うな重の違い

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近所にあるチェーン系のウナギ屋で、うな重を食べた。

多分、数年ぶり。

メニューを見ながら、何を食べるか迷う。

基本的に、うな重とうな丼の区別がつかないダメダメなオイラ。

値段を見ると、うな丼の方が安い。

じゃー、その違いは何か?

しかし、メニュー表には書かれていない(写真参照)。

しょうがないので、ホールの方に聞いてみた。

うな重とうな丼の違いは何か、と。

すると「うな重はウナギが大きくてゴハンが少なく、うな丼はゴハンが多くてウナギが小さい」

と教えてくれる。

なるほど、また一つ勉強になったのだが、だったらメニュー表に書いてあっても良いと感じてしまう。

店内のポップを見ると、うな重とうな丼の写真が掲載されているが、違いについては触れていない。


違いがわかれば、まずはそこから判断し、そして価格と照らし合わせて考え、決める。

違いがわからないから、どうしても価格でしか決められない。

となれば、安い方を選択してしまう。


マネジメントセミナーなどでよく聞く「お客は知らないことばかり」を、自ら体験した。

もしかしたら、ヘアサロンのHPやメニュー表、もしくはポップにも、

お客さまが理解していない言葉が書かれているかもしれない。

事実、アイロンパーマとアイパーを混同しているお客さまは、少なくない。

時折見かけるのが、メーカーさんが提案している技術メニューの名前を、そのまま提示しているケース。

○○ストレート、○○システムなどなどと言う具合に。

否定はしないが、本当にお客さまが理解しているのか疑問だ。

もしかしたら、わからないがゆえに選ばれないメニューがあるかもしれないと考えるのは、オイラだけか?


えっ? 結局、うな重とうな丼、どっちを食べたのかって?

うな重を選択した。

ただ、冒頭にも書いたが、うな重なんて数年ぶりに食べたため、旨さの基準がよくわからないし、

「本日のウナギは、どこどこのモノを使用している」位しか書かれていなかったため、

スーパーのウナギよりは旨いな、と言う印象しか残らなかった。

これでは、クチコミは発生しないし、うな重を食べたことすら数日で忘れてしまうだろう。

旨い理由が、そこでは得られなかった結果である。


商品の特徴や良さ、他との違いを伝えることの重要性を再確認した。

では。