本日、自宅から歩いて1分程の距離にある中華屋さんに行って、昼飯を食べた。
オイラが住んでいる街は、ここ数年、マンション建築のラッシュ。
中華屋さんに入ると、丁度、昼時とあって、建築現場に従事する人たちで賑わっていた。
そんな雰囲気が大好きなオイラは昼ビール。嫁さんもグイグイ飲んでいた。
初めて入る店なので、店内をジロジロと見回す。
厨房にいる大将が1人で調理を担当しており、奥さんとパートの方がホールを担当している小さなお店。
にも関わらず、メニュー表には中華のみならず、ソバや丼物まで揃っている。
よく見れば、マグロの刺身など鮮魚系もある。
「これ、お通しなので良かったら食べてよ」とホールの方が持ってきてくれたのは冷奴とお新香。
ビールを飲みつつ、食べ物が届くまでに、悪いクセが出るオイラ。
もう少し効率良くできるのでは、と色々考えてしまう。
例えば、お薦めメニューがあっても良いと思う。
現在の顧客には、建築現場に従事する人が多いので、「午後もガンガン動けるスタミナ定食」
「汗をかいた後の塩分補給に最適なタンメン定食」「すぐ出せますカレー&チャーシュー丼」
などと言う具合に、店側が売りたいメニューを前面に打ち出す事で、回転率の向上につながるのではないか。
厨房を見れば、オーダーされた順番に大将が忙(せわ)しなく鍋を振っており、
その光景を見ていると、顧客主導の店舗経営と感じてしまう。
それはそれで構わないのだが、やはり商売人としての提案があることで、また違う結果になると考える。
今日は蒸し暑いから、アッサリしたメニューが求められるかもしれない。
でも建築現場で働いている人には、スタミナがつくモノも必要だから、もう一品何かつけようと言うように
顧客をイメージしたメニュー提案が、店と顧客の絆(きずな)を強くすると思う。
そんな事をツラツラと考えていたら、タンメンが届く。
「待たせちゃって、ごめんな!」。
厨房から愛想の良い大将が、そんな言葉をかけてくれた。
料理は愛情。
そんな言葉が過去にあったが、食べる人に対する愛情が入っている食べ物は、本当に旨い。
今日の中華屋さんの強みは、そこにあると考える。
であれば、お客が店に入った際、メニュー表から大将の愛情を感じるようにすれば、
顧客満足度は、さらに高まるのではないだろうか。
何回か通ってみて親しくなったら、メニュー表の事を、さりげなく言ってみたい。
では。