本日、連載企画でご協力いただいている看板屋さんにお話しを聞いた。
ヘアサロンの外観、特に看板についてアドバイスをいただく内容だが、
視線誘導について語っていた。
通行人に対する情報発信として、店頭にPOPなどを貼っているサロンは多いが、
闇雲に貼っても、ゴチャゴチャしてしまい、どこから観れば良いのか分からなくなると言う。
余談になるが以前、遠距離からは業種が、中間距離からは業態が、
そして近距離からはサロンの情報が発せられているのが理想的であると語っていた。
つまり、情報の三段ロケット(勝手に命名)が効果的なのである。
視線誘導の話しに戻るが、文字やイラストの情報とイメージ的な情報は、
バラバラに発信するのではなく、ある程度まとめて置くとスッキリすると話す。
メニュー表があって、その隣にイメージキャラクターがあり、
そのまた隣にキャンペーンのお知らせがあり、そして観葉植物などがある場合、
メニュー表とキャンペーンのお知らせ、イメージキャラクターと観葉植物を、
それぞれ隣り合わせにすることで、通行人には分かりやすく、
しかも、視線誘導がすんなり行なわれると話す。
なるほど。モノの置き方次第で、印象が違ってくるのか。
何気なく置かれているオブジェや店頭に貼られているPOPにしても、
そこには当然理由があるのだ。
言い換えれば、置き方ひとつで効果が全く違ってくるとも考えられる。
またひとつ勉強になった。
余談になるが、その看板屋さんの新刊本が発刊された。
「魅せる看板、儲かる看板(著・高橋芳文/中経出版)」。
では。