理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

招客招福

昨晩は、日経MJセミナー「招客招福の法則」を受講した。

講師は小阪裕司氏。

いわゆる経営セミナー的なノウハウの紹介と言った内容ではなく、

人の感性と行動をビジネスに落としこんだ成功事例と、その分析結果である。

人がモノを買うには、このような行動を起こすから、こう売りましょう。

今回のセミナー内容を一言で説明すると、そうなる。

例えば、日本酒。

売れていない現状の裏側には、お客が日本酒の飲み方を知らないと言った事が挙げられる。

だから、DMなどを通じて、お客に日本酒の飲み方などを長期間に渡ってお知らせし、

それが最終的に、前年度比300%につながった事例を説明。

お酒そのものに焦点を当てるのではなく、お酒を飲んでいる人に対して注目した結果、

そのような成功をおさめたと小阪氏は語る。

日本酒を飲まない理由が存在するのではなく、飲む理由が存在しないのだ。

また、小阪氏自身の経験から炊飯器を例に挙げる。

壊れてから、その必要性を知るため、そこで初めて炊飯器購入と言う行動を起こす。

であれば、壊れる前に炊飯器の特徴や必要性を知れば、購入する確率は高くなるのではないか、と。

このように、モノを買うには何かしらの動機が生じ、

その動機付けを考えるのが商売の面白さ、ともしている。

これらの話は、業種に関係なく、どの業界にも落としこめる内容。

もちろん、理美容業界にも。


最後に小阪氏は、次のように締めくくる。

お客さまは神様でもあり、弟子でもある、と。

その理由として、お客さまは知らない事だらけだから、と言う。

なるほど。また一つ勉強になった。

では。