理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

消費者ニーズと気付き

遅ればせながら、任天堂DSを購入する事になった。

正確にはDSライト。嫁が欲しいんだってさ。

そこで、会社帰りに秋葉原を通るので途中下車し、ヨドバシカメラをのぞいてみる。

DSライトを探すも、売り場には「売り切れ・入荷未定」と書かれた張り紙がドーンと貼ってある。

相変わらずの大人気だ。

ただし、ソフトは販売されており、それがまたDSライトの購入意欲を刺激する。

周囲を見れば、オイラと同じように張り紙を見て落胆している人が数名いた。

ネットで調べてみるとプレミアまでついている。

購入は当面先送りなのかな、そんな事を考えたのだが8歳の甥っ子曰く、

近所のGEO(ゲオ/DVD・CDのレンタル、ゲーム販売)に売っていると言う。

で、早速行ってみると、普通に販売している。

しかも、全色揃ってるし。

が、ソフトは売り切れが多く、運良くスーパーマリオは一つだけあり、そそくさと購入した。


話は変わるが、オイラが住んでいる所は医療と流通の街。

一昨日、甥っ子の友達たち(野郎だらけ)と遊んでいると、ギックリ腰の一歩手前になってしまった。

8歳児たちの肩車が殺人的行為である事を痛感したのだが、本日の午後、会社に休みをいただき、

地元で有名な整形外科とリハビリテーション科が併設されている病院に行った。

お陰様で痛みが和らいだのだが、時計を見ると、まだ18時前。明るい。

たまには、一人酒でもしようかな、などと思い近所のチェーン系の居酒屋に入る。

その店は、幅広い客層をターゲットとしているため強みがイマイチ分からない。

まぁ、チェーン系なので、その辺は気にしないのだが、店内に入るとビックリ。

オジイチャン&オバアチャンだらけ。推定平均年齢65歳。

テーブルに置かれている肴を見ると豆腐や出汁巻きタマゴ焼き、刺身、

焼き魚、だだちゃ豆など柔らかいモノが人気のようだ。熱燗飲んでるオジイチャンもいるし。

メニューに載っている肉類は、どうも不評である事が窺い知れた。


話を強引に戻す。

秋葉原でDSライトが売り切れで、地元では簡単に購入できた。

ソフトが売り切れにも関わらずだ。

居酒屋に入れば、幅広い客層をターゲットにしているにも関わらず、年配の客ばかり。

ここで気が付いたのは、地域には、それぞれニーズが存在すると言う事。

それは、地域によってニーズが違ってくるのではないだろうか。

そんな事をツラツラと考えていると、Maijor7(通称・エロセブン)氏の言葉が脳裏をよぎる。

ニーズは読み取る以上に提案する、そして、気付いてもらう事。

秋葉原ではDSライトの本体がない。

地元では、DSライトの本体ではなくソフトが足りない。

和風居酒屋が足りない。

それを、オイラが住む地域の住人は気が付いていない。

そして、もしかしたら、それが普通だと勘違いしているかもしれない。

であれば、聞いてもニーズとして返ってこない事も考えられないだろうか。

靴を履かない人種にニーズを聞いても、靴の必要性が聞こえ難い事と同じかもしれない。

だから提案する。

なるほど、これが消費者ニーズの提案なのか。

また一つ勉強になった。

では。