理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ある理容学校での、おもひで

「代返」

15年前のエロ侍は、東京・新宿区の某理容専門学校で、日々、理容技術の練磨に励んでいた。

皆さんは学生時代、友人の代返を行なった経験はないだろうか?

理容学校時代のエロ侍は、ある。

ただし、その方法は単なる返事をしてあげる事だけではなく、

より見破られない創意工夫が、そこには存在した。

理容学校の校舎にはウイッグと言う首から上の人形がある。

カットの練習の際に使用しているのだが、そのウイッグを使ったのだ。

まず、椅子にクランプ(テーブルなどに付けて、ウイッグを固定する道具)をセッティング。

クランプにはハンガーを付けてジャケットなどを着せる。

するとどうだろうか、遠めからみると、あたかも人が存在する光景になる。

カカシの上半身だけが、椅子に乗っている絵柄を想像してもらうと分りやすい。

さらに、念には念を入れて、ウイッグを少々前かがみ状態にすると、よりリアルになる。

そして、朝の出欠の際、担任の先生が名前を読んだら返事をすれば、代返は成功するのだ。

余談ではあるが、この方法で代返を行なった際、見事に成功した。

ただし、周囲の人たちがゲラゲラと大笑いしたため、数分後にバレてしまったのだ。

そんな事ばかり行なっていたエロ侍の青春時代である。

では。