理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

あなたの店に忍び寄る税務署員第二話

新シリーズスタート!

以前、私が取材したモノをシステム編集(←なんだ、そりゃ?)して、再掲載いたします。

ある理容店で起こった、ウソのような本当の話です。

ただ、ちょっと長編となってしまい、全20話前後になる予定で御座いますので、ご覚悟願います(汗)。

では、先日の続き第二話をどうぞご覧下さい♪♪



【悪夢の始まり】

そう、あれは確か3年前のいまごろでした。

いつもの通り、いつものようにお店に出勤したんです。

ただ、いつもと違うのはシャッターを開けた瞬間、人の気配を感じて振り向くと、

そこには見慣れないスーツ姿、横分けヘアスタイルの人たちが、眼光鋭くこっちを見ています。

そのときは3人でした。

あれ? なんで見ているんだろう? なんて思っていると、小走りでこっちに来るではないですか。

彼が税務署員と分かったのは、そのすぐあとでした。


タッタッタッタッタ(税務署員が走る音)


税務署員「おはようございます。○○さんですよね。○○税務署の者ですが」

私「そうですけど…何か?」

税務署員「いえね、前年度の貴店の納税額で調査させていただきたいことがありまして」

私「はぁ~(軽いパニック状態)」

税務署員「これから、調査させてもらっていいですか?」


しばし考える私。そして、数秒後。


私「調査には当然協力しますが、突然来られても困ります。

本日は準備不測ですので、後日、日を改めてご来店ください。来週の○○日はどうですか?

その日でしたら、資料もそろえておきますので」

つづく


第二話のチェックポイント

税務調査(所得税と消費税に関する調査協力)はあくまでも任意。

突然、税務署員が来た場合、事前連絡がないという理由で拒否することが可能なのだ。

したがって、急な調査依頼は、取り引きのある税理士さんとの打ち合わせも必要なので、

ここは一旦引き取ってもらうのがベスト。ただし、調査拒否は不可能なため、調査日をこちらから指示す

ることが必要となる。大体、1週間後に再び来店してもらいのが良いだろう。