理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

新シリーズ あなたの店に忍び寄る税務署員 第一話

新シリーズスタート!

以前、私が取材したモノをシステム編集(←なんだ、そりゃ?)して、再掲載いたします。

ある理容店で起こった、ウソのような本当の話です。

ただ、ちょっと長編となってしまい、全20話前後になる予定で御座いますので、ご覚悟願います(汗)。

では、どうぞご覧下さい♪♪


所得税や消費税などの税金、ちゃんと納めていますか?
 
税務署員がいつ突然来るかビクビクしてはいませんか?

あなたの知り合いの理容店でも、税務署員が来たところがあると思います。

そして、ウン百万円もの追徴課税が徴収された…なんて話も聞いたことでしょう。

で、あなたのお店は大丈夫ですか?

いつ税務署員が来ても、対応できる準備は整っていますか? 


【追徴課税約278万円】

まず最初に問題です。約278万円。この数字はなんでしょうか?

アバウトな数字ですが、これ、900万円の所得があったにも関わらず、申告額を誤魔化して720万円とし、

税務署の調査(所得税と消費税に関する調査協力)によって申告漏れが発覚、そして納税する追徴課税額です。

900万円の所得と720万円では、納税額に約36万円の差があります。誰だって節税はしたい。

しかし、節税と脱税はまったく違います。その辺を誤解しないでください。

さて、その約278万円の内訳ですが、脱税額の36万円に対して35%の追徴課税が発生します。

これが48万6千円。さらに、さかのぼって調査されるため、5年前の脱税額から加算されてしまいます。

つまり、48万6千円×5年分ということになります。その結果が約278万円となり、

正直に申告していた場合と比べますと、約100万円も多く納税したことになります。

ですから、税務署員との駆け引き以前に、まず売上げ金額を誤魔化していない、

ということが大前提になります。

ま、まさか…大丈夫ですよね、あなたは。


つづく