理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

美容学校教育の現場 美容運営管理授業 今、目の前の人が喜ぶために、何ができるのか?

今回の内容【美容学生たちの視点】
 
昨日は、東京・原宿たかの友梨美容専門学校で行なわれた

美容運営管理の授業を取材させていただきました。
 
 
同校教職員のみなさん、学生のみなさん。
 
そして、お誘いいただきましたスピリチュアル美容師の本村ほうようさん
 
ありがとうございます。
 
 
毎度どうもです。こんにちは。
 
スマホがガンガン落ちるので、いよいよ機種変更を行なった
 
理美容経営企画室の関口です。
 
今日もご訪問いただき、ありがとうございます。
 
 
美容運営管理授業と言うと、いささか堅苦しい印象を受けますが
 
本村講師が行なう内容は、少し角度が違っています。


モノ(性能)より体験を伝える方法で、多くの販促実例を生んでいる

エクスペリエンスマーケティング(エクスマ)と呼ばれている取り組みを

美容学校の授業に落とし込んでいるので

実践的な授業とでも表現すれば、良いのでしょうか。
 
 
今回は第一回とあり、最後に質疑応答の時間が設けられ
 
「質問ではなく感想だが、想像していた堅苦しい授業内容とは違った」
 
と言う意見が出ていました。
 
 
では、どのような授業だったのかと言うと
 
講師の自己紹介、そして「なぜ。その行動なのか」と言う部分を感じ取る

動画映像を全員で見ながら、各自が感想を述べます。
 
イメージ 3
 
本村講師は「サンタクロースと宅配業者の行動は、ほとんど同じ」と前置きしつつ
 
「ではなぜ、サンタさんは尊敬されているのか」と疑問を投げかけます。
 
そこに、美容師としての行動理由が存在することを伝えました。
 
 
さらり、髪を切るだけではないのが、美容師の仕事であり
 
その気付きに繋がるヒントを

今後の美容運営管理授業を通じて紹介していくとも、付け加えます。
 
 
この辺りの一連が、冒頭の学生の感想である

「想像とは違う」に影響していると推測します。
 

動画を見て・感想を語った後は、
ブレスト
 
ブレストとは、グループディスカッションの要領で

複数名によって意見を出し合います。


その際「決して否定しない」と言うルールがあり
 
さらに、目の前の大きな用紙に書き込んでいきます。
 
イメージ 1
 
今回のテーマは「ありがとうと言ってもらうために、今の私にできること」。
 
最初は、まっさらな状態ですが、各テーブルごとに進行役などを設定して
 
色んな意見を出し合います。
 
20分程度でしたが、このような取り組みが出てきました。
 
イメージ 2
 
書かれている内容は、こんな感じです。
 

 
同じクラスの人の良いところを見付ける。

エステ科の同級生にあいさつする。
 
1年生に教える。
 
帰宅の際、駅までゴミ拾いをする。
 
笑顔で「ありがとう」と言う。
 
たかの友梨について勉強する。
 
ママのお手伝い。
 
安全に帰る。
 

 
これらは、ごく一部ですが、すべてが今から取り組める内容となっています。
 
そして、ヘアサロン経営の変換スイッチを押すと
 
学生たちの意見は、このように変化するので面白いです。
 

 
「同じクラスの人の良いところを見付ける」
→ヘアサロンにいる人、これから来る人たちの良いところを見付ける。

エステ科の同級生にあいさつする」
→ご近所さんに、あいさつする。
 
「1年生に教える」
→顧客に対して髪や肌など、美容情報について教える。
 
帰宅の際、駅までゴミ拾いをする。
→ヘアサロン周辺を掃除する。
 
笑顔で「ありがとう」と言う。
→笑顔トレーニングを行ない、表情筋を柔らかくして自然な笑顔を意識する。
→そして、語尾に「ありがとう」と言うように意識する。 

たかの友梨について勉強する。
→ヘアサロンの経営者や創業者について、想いや理念などを勉強する。 

ママのお手伝い。
→手が空いていたら、スタッフやお客さまのお手伝いを行なう。 

安全に帰る。
→夜遅くまで飲みに行かない。
 

 
ざっとまぁ、こんな感じになります。
 
ブレスト終了後は発表を行ない、他のグループに対して説明を行ないました。
 
イメージ 4
 
これら一連が終了した段階で、学生たちが感想を述べ合い
 
「最初の発言が出ると話しやすい雰囲気になった。真っ先に発言する必要性は、そこにあるかも」
 
「大きいことではなく、小さな取り組みが数多くあることに気付いた」
 
「楽しく行なうことで、コミュニケーションとしても活用できる」
 
と言うような、意見が出ていました。
 
 
美容運営管理の授業と言うのは
 
平たく言うと、美容室経営の勉強となりますが
 
みんなで意見を出し合って、情報共有するだけでも
 
今回のように、色んな具体例が浮かび上がります。
 
 
「ありがとうと言ってもらうために、今の私にできること」
 
 
このテーマを小難しく表現するならば

顧客満足度向上への取り組み」となり

その結果、売り上げと言う数字に対して影響してきます。
 
 
むしろ「今、目の前にいる顧客の単価を高め
 
来店頻度を短縮し、お友達を紹介してもらう」
 
と言う発想とは別に

「今、目の前にいる顧客から『ありがとう』と言われるために
 
私は何ができるのか」と考えていくと
 
行動内容が明確に定まりやすくなります。
 
 
それが、学生たちのご意見に対して
 
ヘアサロン経営への変換スイッチを押した後の部分です。
 
 
敷居が低くて奥深い。
 
 
本村講師の美容運営管理授業を取材した感想は
 
その一言に尽きますが、最大のポイントは一連の流れに加え
 
雰囲気作りそのものとなります。
 
 
難しいことを、自身の気付きによって簡単に理解できる。
 
美容運営管理の教科書を見ると、詳しく説明されているので

必要性を感じながら読める。
 
だから、記憶に残る。
 

「美容運営管理」×「エクスマ」×「美容業界専門コンサルタント
 
これら3要素が連動すると、このような結果になることを知りました。
 
イメージ 5
 
やはり、人が集まる現場は面白いです。
 
ありがとうございます。
 
さて、今日はどのような気付きが得られるのでしょうか。
 
楽しみです。
 
 
いつも、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
 
※※※ お 知 ら せ ※※※
  
みんなの現場新聞2014年 春号が3月10日に完成。
 
ご興味がある方は以前触れた↓↓↓以下の当ブログをご参考ください。
 
 
価格は従来通り、1部525円(税込)+80円(送料)で
 
相変わらず、理美容業界性善システム(後払い)を活用しているので

同封した請求書に記載している口座へ、振り込んでいただければ幸いです。
 
 
【お問い合わせ/お申し込み先】
 
 
「新聞送れ!」とご記入いただき

購入号(新刊は2014年 春号)
 
購入部数
 
住所
 
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ご担当者名をお知らせください。
 
 
良くあるご質問で「1部だけでも発送してくれますか?」と言う内容がありますが
 
もちろん、大多数の方々の購入部数が1部ですので、ご安心ください。
 
と言いますか、そのようなお気遣いが嬉しいです。AZS
 
 
※※※4月の理容師カフェ情報※※※
 
【4月14日(月)】
 
赤ちゃん筆は販売するだけでは、もったいない商品なのです。
 
紹介客集客や顧客満足度向上など、売上げアップに繋げられる取り組みであり
 
茨城・水戸の理容室で、実際に行なっている理容師から、販促実例を教えてもらいます。
 
敷居が低くて奥深い典型例。
申し訳ありません。開催延期となりました。 多分、6月以降となります。
 
 
そして「伝える」をテーマとしたのが、練馬・理容師カフェです。
 
安定した人気を誇る、筆文字POP講習会を行ないますよ。
 
【4月21日(月)】
 
みんなで、ワーワー言いながら、販促POPを作りませんか?
 
最後の「やってみる」をテーマにした理容師カフェが
 
近年多い、円形脱毛症などを視野に入れた技術講習会です。
 
 
【4月28日(月)】
 
前期初級編が終了しましたので、後期参加者の募集を開始しました。
 
突然の脱毛。医師に相談しても、お薬などの処方はされますが、当面の状況は変わりません。
 
では、どうするか。

今後のヘアサロンに対するニーズには、増やす技術も含まれます。

多発性円形脱毛症患者への心のケア、応急処置の情報共有を行なうのが
 
28日開催の理容師カフェです。
 
10名限定。
 
 
こんな感じで行なう4月の理容師カフェ。
 
ご興味がある内容がありましたら、告知サイトにご訪問いただきましたら幸いです。