理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

あなたが欲しいモノと私が欲しいモノは違う

今回の内容【お刺身定食880円は高いのか】
 
 
時々、スマホに保存されている写真をダァーっと見返すのですが
 
撮った時の情景と言いますか、その瞬間を思い出します。
 
例えば、この定食。
 
 
イメージ 1
 
都内某所での取材終了後。
 
最寄り駅への移動中に見付けた置き看板から

面白みが伝わってきたので、フラっと入ってみました。
 
 
普段一人の場合、昼食はとりませんので
 
どうせなら……と思い、ちょっと奮発(ふんぱつ)して880円の
 
お刺身定食をいただきます。
 
 
でね。
 
この写真を撮影しているタイミングで
 
主婦の二人組みが来店、隣の席に座わったのですが
 
このような会話が耳に入ってきます。
 
 
「ハァ。大学受験って想像以上にお金かかるよね」
 
「ウチなんかさぁ文系なのに、このタイミングで理系に変えるって言うんだもん」
 
「それも、大変だよね。節約しないと」
 
「そう。節約節約……」
 
 
子育てのクライマックスである、子供達の大学受験を控えた
 
母親達が悩みを共有し、打開策を見出すためのランチタイムでしょうか。
 
しばらくすると、メニュー表を片手にしながらオーダーしており
 
スタッフが最後に確認のため、注文内容繰り返しています。
 
 
「ハイ。では海鮮定食2つですね」
 
 
……えっ!
 
 
海鮮定食は確か980円。
 
節約中の主婦が選択した価格は
 
奮発した私の定食880円よりも100円高いのです。
 
 
この時思ったのは、自分の価値観と相手の価値観は違うと言う事。
 
 
自分が高額と思っていても、案外、相手はそうでないケースが実在し
 
自分の物差しで、相手の価値観を想像すると
 
そこには違いが生じるのです。
 
 
それらの考えを理美容業界に落し込むと
 
オプションメニューや店販品を顧客に紹介する際に抱く
 
「これは高額だから、売れないだろうなぁ」
 
と言う心境は、まさに自分本位の価値観でしか考えていない証拠。
 
 
さらに付け加えると、それは相手に対する軽い侮辱(ぶじょく)にも繋がりますよね。
 
だって、勝手に相手の財布の中身を想像して
 
「たぶん、このメニュー価格を払うお金を持っていない」
 
と思っているのと、ある意味、一緒だから。
 
 
ちょっと想像してみてください。
 
ドアを開けて入った瞬間、スタッフからジロジロ見られて
 
「うぅ~ん。お客さんは貧乏そうだから、一番安い○○定食でどうですか?」
 
と提案される状況そのもの。
 
 
イラっとしませんか?(笑)
 
 
だから、まずは伝えることが必要なのです。
 
購入するのか否かを決めるのは、相手なのですから。
 
 
そして、購入率を高めるためには、相手の価値観の順位を知る。
 
つまり、コミュニケーションをとりながら
 
相手は何を求めているのか、その情報を探る必要性が生じてきます。
 
 
一般的に、そのような行動をカウンセリングとしていますが
 
理美容業界の場合は、カットなど施術中の会話でも情報収集はできますので
 
そこから、次回来店の際の提案内容が明確になることでしょう。
 
 
言い換えれば、顧客情報が得られる時間が長いのが
 
理美容業界の強みでもあるのです。
 
 
話を聞いて、提案できるタイミングが多い。
 
ヘアサロン経営の根幹には、この強みの活かし方次第かも。
 
 
では、どうするのか……。
 
などと考えながら食べたお昼の定食でした。
 
今後も、顧客情報の集め方と伝え方の実例を集め
 
そして、みなさまと共有すべく紹介していきます。
 
 
それにしても、隣席の主婦たちは何を節約しているのでしょうか?
 
まっ。ご主人のお小遣いでしょうね(笑)
 
 
昨日の感謝
 
鍋の手配をしてくれた成田さん、AZS!
 
いつも助かります。
 
 
今日のワクワク
 
戦国時代が好きな人にはストライクな本を発見。
 
読みたいなぁと思いつつ、打ちたい原稿もあるので、両方やってみます。
 
 
 
昨日の歩数
 
11,774歩
 
うーん。やっぱ物足りないな。
 
 
 
只今のチラシ収集枚数
 
368枚(400枚超えたら、一旦整理して傾向を紹介します)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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