理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

美容師そして母。育児とサロンワークを行なうために、今取組むこと

今回の内容【今後の美容室の業態提案。ある美容室経営者の取り組み】
 
今、美容ニーズに変化が求められている。
それに応えるのがwarp DiVA 
 
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何かが変わるとき。
そこには、大きな変革と小さな変化の二種類が存在する。
前者がフルモデルチェンジ。
後者はマイナーチェンジ。
今後の社会情勢を見据え、美容室経営に対しても
フルモデルチェンジが求められていると感じている経営者がいる。
さて、どのような行動に出たのか。
 
 
17時には終了します 
 
 
株式会社ドリームワープが運営するwarp DiVA(ワープ ディヴァ)は
 
登録上は美容室であるが
 
従来のヘアスタイルだけを担当する空間とは、いささかニュアンスが違う。
 
 
 
常勤しているのは、倉邉今日子取締役マネージャー。
 
そして、エステティシャンなどがパートタイマーとして勤務している。
 
営業時間は10時から17時で、休日は毎週日曜日と月曜日だ。
 
 
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「サロンで活躍していた美容師が、出産と育児という過程と並行して
 
仕事ができるのかと考えると、それは残念ながら多くの場合、厳しいのが現状です」
 
そのように教えてくれたのは倉邉雅朗代表。
 
 
同社は同・江古田でhair warp(ヘア・ワープ)も経営しており
 
こちらはヘアスタイルを担当する従来型の美容室。
 
 
倉邉代表は週4日、江古田のwarpでサロンワークを行ない
 
大泉学園warp DiVAには週2日勤務としている。
 
 
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warp DiVAの業態について、もう少し説明を加えると
 
育児中の美容師やエステティシャン、ネイリストなどが自由に働ける空間となる。
 
 
となれば、育児と家事の時間帯は働けない。
 
だから、営業時間はご主人が出勤した後の10時から
 
帰宅するまでの買い物などを行ない始める17時までとなっている。
 
  
「利益や売上げを追求する姿勢も大切です」
 
「事実、江古田店はそのスタンスで経営しており、多くの顧客から支持を得ています」
 
「しかし、時代の変化と共に、美容室に求められる潜在ニーズが
 
従来とは違う方向に進んでいると感じており
 
warp DiVAを出店した根本的な理由は、そこにあります」
 
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その理由とは何か。
 
 
「美容師の仕事は、お客さまが抱く『美』に対する要望に応え、実現すること」
 
「ヘアサロンの存在意義も同様です」
 
「でも現実は、(美容師の)家事と育児の存在が重くて『美』に対する要望や行動は
 
二の次、三の次と言う感じで先送りになってはいませんか」
 
 
 
「そして、ヘアサロンに行きたいけど、行けない」
 
「そのような見込み客は多く、同時に『美』を提供したくても働けない美容師も多いのです」
 
「家事と育児で」
 
 
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つまり、美容という軸に対して、その周辺には見込み客が多数存在しており
 
同時に働きたいけど働けない美容師も数多くいるということ。
 
  
目に見えない市場(需要)があり
 
また、諸条件が整えば供給できる人材も存在している。
 
倉邉代表は、その現実を知り、対応策として取組んだのがwarp DiVA出店である。
 
 
「働いた時間に対する対価も必要ですが
 
それ以上に、社会との繋がりを意識できる空間にいたい」
 
「子育て中の美容師には、そのような意識の方も存在していると思うのです」
 
 
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 倉邉代表は、美容業界事情についてそう語ると、次の様に付け加える。
 
「美容師としてキャリアを重ねたにも関わらず
 
実際は、貴重な経験を活かしきれていない方が多い」
 
 
 
「営業時間すべて働くことが普通であり
 
夕方17時に帰る美容師は美容師ではないという風潮が存在しているので
 
短時間でも勤務できる異業種で働くようになるのです」
 
  
そして行き着いた結果が、warp DiVAという空間の提案である。
 
 
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「まずは、ハコを作ろうと思いました」
 
「そして、そこから実際に行ないつつ従来型の美容室で働く美容師と
 
パートタイムで働く美容師やエステティシャンなど
 
お互いが双方の気持ちを理解し合う環境を整備したいのです」
 
「相手の考え方を受け入れる。そのための第一歩なのです」
 
 
出店から半年が過ぎ、売上げが損益分岐点を超えるようになっている現在。
 
今後は、利益体質に向上するのだが
 
そこでも投資先は、あくまでもwarp DiVA目線を忘れないと言う。
 
 
「私のような男性経営者は、回収期間の短さや効率性などを踏まえた
 
投資活動を考えますが、warp DiVAではまた違う取組みを行ないます」
 
「利益に直接影響するような投資ではないのですが
 
サロン運営に必要不可欠な部分への取り組みです」
 
 
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 「例えば、ガーデニングの充実など」
 
「一見して、その取組みがダイレクトに新規客集客・再来店比率向上には繋がりません」
 
「ですが、実感できる時期は明確ではないものの
 
結果には確実に繋がりますので行なっていきます」
 
 
再来店比率を高めるのは、何が必要なのか。
 
顧客のみならずスタッフも何度来たいお店。
 
倉邉代表の取組みは、まさにソコ。
 
 
もう一度来店してもらうという「やり方」ではなく
 
もっと根幹部分にある「あり方」について理美容業界に対して提案する活動は
 
今後も定点観測を続けていきたい。
 
 
この営業スタイルは
 
今後の理美容室のビジネスモデルに成長すると感じるのは、飛躍しすぎだろうか。
 
 

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こちらが、私が尊敬する美容師の一人である倉邉雅朗さん。
 
色々教えてただき、ありがとうございます。
 
今後ともお付き合いいただきましたら幸いです。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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