理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

理容室・美容室のキャンペーンを成功させるには

商売においては儲かる仕組みの構築が重要と聞きます。
 
集客する仕組み、単価を上げる仕組み、来店頻度を高める仕組みなどなど。
 
理美容業界のみならず、色んな業種・業界に仕組みが存在していると思います。
 
 
こんばんは。本日もご訪問いただき、ありがとうございます。
 
昨日、近所にある極楽湯というスーパー銭湯に甥っ子共々行ったエロ侍です。
 
 
肌寒くなると露天風呂の良さを感じるのですが
 
極楽湯内にある居酒屋さんに行きダラダラと飲んでいると
 
「秋の新メニュー」というメニュー表が目に入ります。
 
サンマのお刺身(390円)、ナスの煮びたし290円)などを中心としたラインナップ。
 
 
嫁さんも温泉からあがって来て合流すると
 
「あっ。忘れていたけど、こんなスクラッチカードをもらったんだ」と言います。
 
 
見ると、コインなどで削る部分が3箇所あり
 
その1箇所を削り、そこに書かれていたサービスを受けられると言う内容です。
 
100円引き、50円引き、お刺身盛り合わせ500円。
 
どれもお得です。
 
 
クラッチカードを削ると、50円引きとお刺身盛り合わせ500円が当たり
 
早速、使用する貧乏人なオイラ。
 
 
店員さんに聞くと、その対象はどうやら秋の新メニューに限定しているとの事。
 
結局、お刺身盛り合わせと50円引きでナスの煮びたしをオーダーしました。
 
 
なるほど。
 
クラッチカードと秋の新メニュー。
 
この2つのキャンペーンを連動させて提案する事で
 
消費を誘導しているのですね。
 
 
テーブルに届いたお刺身盛り合わせとナスの煮びたしを見ると
 
正直、粗利益率が高そうな感じでしたが(高い)
 
なぜかお得感も得られました。
 
 
オイラなりに考えると、消費する切っ掛けと言いますか
 
お得なイベントに参加したい、そんな心境が働き
 
選択したと考えます。
 
 
東京・江古田のカティングエッジと言うヘアサロンを取材した際
 
池田二郎代表からは、年末の店販キャンペーンについて教えてもらいました。
 
 
121日から同31日までを顧客還元キャンペーンとして
 
店販品を10%オフで販売しています。
 
と同時に、111日から1231日まで風船ドッカンキャンペーンと言うイベントも開催。
 
 
同イベントは、天井に貼られた多くの風船を割り
 
当りが出ると各種景品がもらえると言う内容です。
 
面白いのが、この2つのキャンペーンの連動です。
 
 
11月に来店されて店販商品を予約するだけでも
 
風船ドッカンキャンペーンに参加できて風船を割れる。
 
しかも、12月になると予約した店販を受け取るために来店してもらうのですが
 
その際も、風船を割る事ができるのです。
 
 
そして、予約した店販品を受け取りに来店された顧客の多くは
 
カットを行なうとも教えてくれました。
 
 
極楽湯とカティングエッジに共通しているのは
 
商品の販売を目的としたキャンペーンと同時に
 
読者参加型のイベントを企画・体験してもらう事で
 
楽しく消費すると言う印象を与えているのが理解できます。
 
 
キャンペーンを企画・実行する際は
 
提案する事と消費者参加イベントを連動するのが効果的なのかもしれません。
 
 
本日の感謝
 
異業種から学べる環境に感謝です。
 
そして、カティングエッジの池田代表に感謝。また飲みに行きたいです。
 
 
明日の夢
 
面白そうな本をもらいましたので、読んでみようっと。