理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

今、読んでいる本は「お金でなく、人のご縁で、でっかく生きろ」というもの。

2003年に発刊された本だが、今更ながら読んでいる。

著者は、中村文昭氏。

まだ途中なのだが、凄く共感したのが以下の内容。


売れると思った商品を目の当たりにした中村氏は、すぐに、その商品を仕入れたいと言う。

だが、尊敬する知り合いからは違うと言われる。

「切り花を花瓶に入れて売った所でどうなる。そもそも、切り花が枯れたら、それまでではないか」と。

続けて「俺だったら、切り花を売りたいのであれば、その畑で花を作っている人と直接会う。

どのような生活をし、どのような想いで花を育成しているのか。その辺を間近に感じる事が大切。

その上で、生産者と、男同市のパイプを作る。そして、畑だけではなく地域の信頼も得る」と。


これ、すんごく良い話だと思ったのよ。

要は、他人の努力を利用した結果は長続きしなく、

商人の本質は人と人の縁、付き合いなのかなと感じた。


理美容業界の店販。

はたして、商品の本質的な良さ(強み)、特徴、開発秘話、苦労話を知っている理美容師はいるのだろうか?


ディーラーさんが持ってきたから、なんとなく売っている。

だったら、やめましょう。

間違いなく売れませんから。断言。


その商品を開発した人は、どんな想いがあって開発したのか。

そこが理解できれば、売れると思います。

なぜなら、想いがエンドユーザーに伝わるからです。

伝わっていないから、売れないのかな、とも感じている今日この頃。


さて、皆さんはどう考えますか?