改善を繰り返す。
これは、規模はどうであれ、商売人であれば常に行なう事であると考えます。
オイラが住む最寄駅の隣に、焼き肉店で地域一番店があります。
正直、美味しいお肉を、信じられない価格で提供しており、
尚且つ、スタッフの接客も良く、伺う度に多々勉強になっています。
ですから、当然いつも混雑しており、待つ事に対して慣れていると言うのが実情です。
ただし、それは一消費者としての願いであり、第三者としてみると、やはり限界があると言うのが、
また違った角度から見た見解でもあります。
なぜか。
その理由として、いつ行っても混雑しているにも関わらず、その点に対して改善が行なわれていないからです。
改善されているもかも知れませんが、顧客には見え難いとも言えます。
繰り返しますが、確かに旨くて安いのです。信じられないくらいに。
でもね、毎回行くと20組待ちとか30組待ちと言われると、
どんなにスタッフが申し訳なさそうな言葉使いであろうとも「じゃー、別の店に行こうか」となるのです。
それが毎回繰り返されるとどうなるのか。
しばらくは、どうにか入店できるのかと考えますが、社会人である以上、制約がありますから、
どうしても最終的には、諦めると言う結論になってしまうのです。
「どうせ、あの店に行ってもいつも混んでいるから、違う店にしよう」と。
しかも、別に旨い店を見つけてしまうんですね、面白いことに。
確かに、その焼き肉店の今は、良いかもしれません。
掃いて捨てるほどに、お客が集まるのですから。
ですが、同時に入店できなかった顧客に対するフォローがないと、再来店はありえないと思うのです。
「今回は、残念だったけど、次回もまた来たい」
そのように思わせる事も必要だと思うのです。
「いつも、多くのお客さまを待たせてしまっているので、支店出店の場所を探しています」
こんな張り紙があれば、顧客は喜んで探すでしょう。
だって、支店が出来れば待たされませんからね。
「皆様のお陰で、支店の場所が決まりました。場所は○○です。オープン予定は○月です」
「オープンの際には、案内状を送らせていただきたいので、ご住所をご記入いただければ幸いです」
そのような張り紙もあれば、喜んで記入する事でしょう。
残念ながら、そのようなスタンスは表には一切ありません。
悪気はないと思うのですが、ただ、改善されていない事が、顧客にビシビシと伝わるのです。
それが、顧客の潜在ニーズとなるのですね。
オイラに資金、そして共感してくれる人達がいれば、その焼き肉店の近くに、
待ちきれないお客を対象とした居酒屋を出店し、
あくまでも、待つと言う前提のコンセプトにしつつも、接客と雰囲気で勝負する形で勝負します。
露骨なコバンザメ商法ですね。
その焼き肉店で、何を食べるのか。
何が美味しいのか。
美味しい肉ランキング。
そんな話で盛り上がるのも良いかもしれません。
そして、そこでは、その焼き肉店とは違った肉の旨さをアプローチしますが。。。
まぁ、あくまでも例えば、といった話ですがね(汗)。
生き残る事は強大な力を得ている事ではなく、いかに時代の変化に対応出来るか否か、なのです。
時代の変化に対応しているしている事を、顧客に伝える事こそが、必要ではないでしょうか?
今、儲かっているとしても、そこには必ず問題点と言いますか、顧客の不満があり、
そこを改善するアピールを行ない、実践する。
それこそが、大切だとい思っております。
近所の地域一番店の焼き肉屋から、そのような事を学びました。
では。