先日、某メーカー主催のブランディングセミナーを取材した。
前半はLancome(ランコム)のブランディング戦略について、
後半は、弊誌サロンオーナーで毎月ご協力いただいているトータニ教授による、
サロンブランドを高めて、維持するための方法だった。
一時期、低迷していたランコムでは、販売の最前線に立つ美容部員の再教育から取り組んだ。
ランコムとは、なんぞや。
他のブランド違いを、毎日毎日伝え続けて、その積み重ねが現在に至ると言う。
まさに、ローマは一日にしてならず、と言う事だろうか。
そう言えば、以前、あるヘアサロン経営者が、こんな事を言っていた。
「ブランディングを構築するのは、やせ我慢の連続だ」と。
自店に来店して欲しくない客層の場合、遠まわしに断ることがブランドを高める事につながる、という意味だ。
なるほど、その考え方も一理あるかもしれない。
話を戻す。
トータニ教授は「現在の接客業におけるサービスレベルの基準は、マックになっている」と述べる。
マック、そうマクドナルドである。
あそこのヘアサロンのサービスは悪い、となれば、それはマックの店員に負けた事になるのだろうか。
確かに、マックの接客と言えば、多くの人たちが、なんとなく想像できる。
だからこそ、判断基準となったかもしれない。
そのような事をツラツラと考えていたら、改めてマックの接客を見てみたくなった。
明日あたり、久し振りに行ってみるかな。
では。