最近、こんな事があった。
先週のヘッドスパ専門店取材の際に、シャンプーのサンプルをもらった。
翌日、飲み会があったので、同席した知り合いにサンプルをプレゼントして、
感想を教えて欲しいと、お願いした。
ちなみに、その人は宣伝広告費50億以上になった某シャンプーを使っていると言っており、
別段、不満などはなく、むしろ最近ではお手ごろ価格になったと喜んでいた。
メールが届く。
「このシャンプー、かなりイイですね。香りもさることながら、手触りが全然ちがう」
当然である。価格はその市販シャンプーの約10倍だが、品質はかなり良い。
翌日。再度メールが届く。
「朝晩のシャンプーがメチャメチャ楽しみになりますね、これ」
さらに、その翌日。
「このシャンプーの製造元のホームページを見たのですが、種類が豊富なんですねー」
サンプルの裏に表記されている社名から検索し、自ら調べたらしい。
その翌日。
「これって、どこで売っているんですか? 買いたいのですが」
これら一連のメールから勉強になったのは、本物は必ず評価されるという事だ。
弊誌に連載していただいている、どんくる氏が4月発売の5月号で、
本物を知ってもらう大切さを述べるが、まさに、上記の内容そのものだ。
お客さまは本物を知っているのだろうか。
現状に満足はしているが、さらに良い商品や技術があれば、興味を示すと思われる。
そして、そこに金額は関係ない。
欲しくなれば、どうすれば買えるのかと考えるのが人間だからだ。
これが、当ブログにてコメントを多々書いてくれるメジャーセブン氏が常々言うところの
「ニーズの提案」となるのだろうか。
人の消費行動を知れば、提案方法も自ずと変わってくる。
シャンプーのサンプル一つから、このような事が勉強となった。
では。