理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

経営者は孤独

昨晩の飲み会マーケティング総合研究所は、弊誌サロンオーナーで連載原稿を執筆いただいている

岐阜の経営コンサルタント(以下、ドリーミン)さんが相手です。


まず、東京・清瀬にある鉄道マニアが経営している理容店「BBつばめ」を見学。

「店内に汽車が走っていたりするのですかね?」と聞かれます。

「まぁ、行ってからのお楽しみ」とニヤニヤしながら答えるオイラ。

到着し、ドアを開けるとファーストインパクトでガッツリ面食らうドリーミンさん。

想像以上の業態化経営で、色々と経営者に聞いております。

エイティングスペースだけで料金をいただけるシステム構築などを提案し、

非常に盛り上がっていました。


BBつばめを後にした移動中、ドリーミンさんは理美容業界のみならず、

葬儀会社や接骨院などのコンサルタントも行なっていると話してくれます。

「色んな業種を勉強すると新発見があり、そこから理美容業界のヒントにも繋がります」

そのように語ってくれます。

その後、飲み会マーケティング総合研究所がスタート。

途中で、このような話で盛り上がります。

ドリーミンさん宛に、コンサルタントからの質問メールが届く、と。

その内容も「集客方法を教えてください」「繁盛サロンの作り方を教えてください」

と言ったダイレクトな内容であると苦笑いします。

「なんて返事して良いのか迷いますよ、ほんと」ドリーミンさんのその言葉、うなずけます。


聞けば、某コンサルタントグループではコンサルタントの頭数集めに対して、

育成が追いついていないとの事です。

「集客して、リピートできていないサロンと一緒ですね」などと生意気言うオイラ。

「一番かわいそうなのは、そのようなコンサルタントさんにアドバイスを受けるサロン経営者です」

ドリーミンさんは、そのように話すと体験談を語ってくれます。


知り合いの経営者から近々に話がしたいと連絡が入り、切迫感を感じたので、

すぐに会いに行くと、相手の様子がおかしい事に気が付きます。

「その経営者、うつ病になってしまったんです」

各方面からアドバイスを聞き入れて経営努力を重ねていたのですが、

どうも結果が生まれなく、そして夢が見出せなくなってしまい、

最後の最後にドリーミンさんへ連絡したのです。

そして会うなり、その経営者はドリーミンさんに対して今まで経緯をダーっと話します。

聞き役に徹したドリーミン対して、最後に経営者はこう述べます。

「こんなに話を聞いてくれたのは、はじめてかもしれない」と。


経営者は孤独と言います。

相談内容によっては、信頼しているスタッフに対しても言えない事があります。

「話を聞きながら適時、アドバイスを送る。これもコンサルタントの仕事の一つ」

ドリーミンさんは、そのように付け加えてくれました。


話は前後しますが、冒頭のBBつばめのサンキューレターを拝見させていただきました。

印刷されています写真をみると、日本に一両しか存在しない黄色い新幹線が写っています。

そう。今は滅多に見る事ができない黄色い新幹線です。

「おぉ~! 黄色い新幹線って懐かしいです。今も走っているんですね」

と、ドリーミンさんとオイラ。

話は居酒屋に戻り

「知り合いのゴルゴさんという理容師さんなんて、ドラえもんに登場する

のび太の似顔絵とあわせて『のびた?』と言うキャッチだけの看板を出していたんですよ」

と言うオイラに対し

「BBつばめの経営者やゴルゴさんの話を聞くと理容師さんって、面白い方が多いんですね」

と語ってくれるドリーミンさん。

「いえいえ。類は友を呼ぶではありませんが、オイラの周辺には、変わっている理容師さんが集まるだけです」

と理容業界に対してフォローを入れておきました。


色々、勉強になった夜でした。

今後とも、飲み会マーケティング総合研究所の活動は続きます!