理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ブランディングは、やせ我慢

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千葉・浦安市にあるヘアサロンに伺い、HPの活用事例などを取材した後、

経営者、HP製作会社の担当者たちと飲みに行った。

サロンから徒歩10分程度にある「さんりく」と言う居酒屋。

連れて行っていただいたヘアサロンの経営者がお薦めとあって、酒飲みには嬉しい肴がならぶ。

「まぐろください!」とオーダーして出てきたのが、写真。

大トロです、ハイ。

脂のりまくりす。

かなり旨いです。

でもこれ、マグロです。

聞けば、ここ浦安エリアの居酒屋で出される刺身は、どこも美味しいとの事。

これって、エリアの特徴でもあり強みであると同時に、酒飲みには、たまらない。


飲み会の席上、経営者の方がこんな事を言っていた。

知り合いが経営しているクリーニング店では、ブランド力を高めた結果、クレームが激減したと話す。

元来、クリーニング店ではボタンが外れた、セーターが縮んだなどなど、クレームが多い。

しかしながら、その知り合いの経営者が経営するクリーニング店では、

万が一何か問題が生じても、顧客はメーカーにクレームを行なうと言う。

「あなたの会社で作っているセーター。クリーニング屋に出したら縮んだ」と言った具合に。

そこには当然、顧客とクリーニング屋との間に信頼関係が構築されており、

だからメーカーへのクレームとなったと解説してくれた。


ヘアサロン経営者の方も自店のブランド価値を高めるべく、日々格闘している。

聞くところによると、来店して欲しい客層以外にはアプローチを行なわない。

ブランディングって言いますけど、やせ我慢の連続です」と前置きしつつ、

「狙いの客層以外のお客さまが来店されても、遠まわしに断りますからね」と。

ヘアサロンのブランディングを構築するには、やせ我慢の連続。

確かにそうかもしれない。


弊誌でもブランディング戦略と言う連載企画を掲載しているが、

いざ実行するとなると、現場では我慢の繰り返しになる。

そんな事を学んだ浦安の夜である。

それにしても、旨かったなぁ刺身。。。

では。