理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

気が付くスタッフミーティング

本日は、昨年末に亡くなった弊社会長の「偲ぶ会」が行なわれた。

参列者の皆様には、お忙しいなか、また遠方からもご足労いただき、有難う御座いました。

主催は弊社であり、もちろんオイラはアルコール類は飲めず(泣)、

司会進行アシスタントなどを行なっていた。

まっ、来賓の方などにお酌しながらも「ハイ、ご返杯」と言われると、グイグイ飲んでいたけどね(汗)。

数年ぶりに会う方々なども多く、懐かしい顔ぶれが勢ぞろいした「偲ぶ会」であった。


印象深い話を聞かせてくれたのは、静岡県で3店舗展開している経営者。

オイラよりも若く、28歳だ。

最近、スタッフミーティングに力を入れていると言う。

議題をあえて決めないでミーシング開始して、スタッフ一人ひとりに問い掛ける。

いま、自店に不足していることは何か、と。

すると、ポツリポツリと議題が提案され、それらを一つひとつ、全員で話し合う。

当然、ミーティングは長時間に渡るが、そこには経営者の狙いがある。

スタッフに気付いてもらう、と言う事だ。

何が問題なのか。

不足している事は何か。

解消するには、いつまでに、何を行なうべきか。

これらを、スタッフが自分達の口から発するまで、経営者はひたすら我慢すると言う。

途中、アドバイスを送る事はあるが、提案から解決方法の模索まで、スタッフが自分達で行なう。

「スタッフの得て不得手を見極めて、出来る事と出来ない事、そして、やるべき事を気付かせるのが経営者の仕事」

と語る28歳の経営者は、歌舞伎町で一緒に飲み歩いた頃の面影が薄くなっていた。

「今度、久し振りに行きますか?」と誘うと「いいですね」とニヤリとする、その経営者。


まだまだ修行が足りないオイラである事を痛感した。

亡き会長の天国からの叱咤激励を胸にしまった「偲ぶ会」である。

では。