本日は、ここ数日間行なっていたネイル関連の最後の取材。
取材にご協力いただいたのは東京・府中にあるアトリエワイズの中川康代代表。
同社はネイルスクールやネイルサロン、ネイルサロン起業セミナーを企画・開催している。
ヘアサロン内にネイルスペースを設けたにも関わらず、ヘアとネイルのコラボや付加価値向上と言う
成果が得られないケースは多くない。
そのような点について中川代表は、このように指摘する。
1 ネイルがオマケと言う発想が根底にある。
2 ネイリストはヒマな時間にレセプションも兼務してもらうと言う考えがある。
3 ネイリストに対して敬意や尊敬の念が薄い。
この3つがあるヘアサロン経営者は、ネイルを導入しても成功しない、としている。
なぜ、上記のような事が起きるのだろうか。
ネイリストを、理美容師と比べて一段下と見ているからであると推測する。
だからこそ、1~3のような発想になってしまう。
さらに、ネイル業界の諸事情を勉強しないでネイルを行なう事も危険である。
ネイル導入を考えているヘアサロン経営者であれば、
ネイルサロンで実際に体験して、ネイルスクールでネイルを勉強して欲しい、と中川氏は語る。
理美容師のカットは素人にはできない技術。
一方、ネイルは自分自身で常日頃行なえる技術。
にも関わらずネイリストは料金を頂戴している。
となれば、当然、消費者の目は厳しくなり、より高度な技術が要求される。
それが、ネイル業界の現状であると中川氏は付け加える。
理美容師もネイリストも同じ技術職であり、接客業である。
であれば、お互いがその仕事内容を認め合う事が、ヘアとネイルのコラボを成功に導くと考える。
ネイル業界。その市場はまだまだ拡大傾向にある。
今後、ヘアサロンでのメニューとしてもネイルは確実に浸透してくるだろう。
その時、経営者の考え方次第で、結果は大きく違ってくる。
では。