理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

顧客情報の使い方

昨日は、㈱リンク・イノベーションと言う会社を取材した。

この会社、外食チェーン牛角コンサルタントした㈱ベンチャーリンクのグループ企業。

外食業界などで培ったノウハウを軸に、理美容業界でコンサルタントを行なっている。

テーマは理美容室における、顧客情報の活用方法。

顧客情報は集めるだけではなく、有効に使うためにあると思うのだが、

正直、集めるだけで終わっている理美容室は多い。

取材に協力してくれた方は「顧客情報は集客の為に活用する事も良いのだが、

客観的に自店やスタッフを見つめ直す為にある」と言う。

つまり、自店の弱点を数値で導き出して分析する。

そして、解決策を考えて実行する。その為の顧客情報なのだ。

新規客のリピート率が低いにも関わらず、集客ばかり行なっていても、

優良顧客への育成などは夢のまた夢でしかない。

そのような光景を「大きな穴のあいたバケツで、必死になって水を汲み取っている事だ」と揶揄(やゆ)する。

リピート率が低いのであれば、曜日や時間帯、スタッフ別などと言った切り口で数値を出し、

そこから、再度分析することで、技術なのか、接客なのか、または予約の取り方なのかが、見えてくる。


原因を探り解消した後、集客を行なう。

顧客情報は、そのために使うのか。なるほど、また一つ勉強になった。

では。