理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

小さな事からコツコツと

生活の木と言うハーブやアロマグッズを販売している会社を取材した。

この会社、モノを販売する事よりも,知ってもらうコトに力を注いでいて、

その結果、知名度が大きく向上、集客につながっている。


商品を知ってもらうために、まずは店内で講習会を定期的に開催した。

もちろん、対象はお客さまだ。

講習会と言っても、その内容は堅苦しくない。

例えば、ビンのフタの開け方や、香りの効能などなど。

お客さまは、初歩的な事を知らないで商品を購入される事が、案外多いと言う。

だからこそ、お客さまに知ってもらう。

知る事で、商品に対する興味が湧き購入すると言う訳だ。

ただし、最初の頃はスタッフからの苦情も絶えなかった。

そのようなスペースやスタッフが講習している時間があるのか、と。

スペースに関しては、折りたたみのイスとテーブルを置き、講習会の時だけ使用する。

また、講習を行なう時間の確保については、一人のスタッフが付きっきりで教えるのではなく、

手の空いたスタッフが交代で受け持つ事で充分可能である。

だが、スタッフからは、こんな消極的な意見も聞こえてきた。

「そもそも、お客さまに教える事に慣れていない」と。

そのような意見に対しては

「普段、商品を説明している要領で行なえば良いじゃないか」

この一言で解決した。


店内でお客さまを相手にした講習会と言うと、大人数の前で講演するイメージが強いが、

一人や二人のお客さまを相手にコツコツと行ない続ける事で、効果は生まれる。

生活の木では、いま、その積み重ねによって初級コースから、

本格的なカルチャースクールまで企画開催するまでになった。

当然、そのような講習会を通じ、同社の経営理念に共感して入社したスタッフも多い。


この手法、理美容業界でも使えるのではないだろうか。

スタイリング、シャンプー、メイク、ヘッドマッサージなどなど、ネタは数多くある。

集客&人材確保。

どちらにしても、コツコツと行なう事が最も重要かと思うのが。

では。

生活の木
http://www.treeoflife.co.jp/