理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

初めてのお葬式③

しばらく、受け付けにいて挨拶をするエロ侍。

真珠湾攻撃桶狭間の合戦など歴史的奇襲作戦の際には、速やかな行動が勝利を導いたと記憶していた。

今まさに、そのような奇襲攻撃を見事に喰らうエロ侍。

あれほど万全な態勢で臨んだ通夜の受け付け。

一瞬、ほんの一瞬、受け付けから目を離した瞬間に、手癖が悪い(と言われている)父の親友が、

香典を数えているではないか。

手癖が悪い(と言われている)父の親友が、香典を数えている光景は、もはや笑うしかなかった。

「ここは大丈夫ですから、案内の方をお願いできませんか?」

と手癖が悪い(と言われている)父の親友に話し掛けるエロ侍。

すると「こっちの方が大事だから、任せておけ」と、手癖が悪い(と言われている)父の親友。

お前に任せられないから言ってるんじゃ~! と心の中で叫びつつ、しょうがないので、

手癖が悪い(と言われている)父の親友が数えている香典をガン見するエロ侍。

「何してるんだよ」と手癖が悪い(と言われている)父の親友が言ってくるが、

無視してガン見を続ける。

しばらくすると、葬儀会社のスタッフが呼んでいると連絡が入り、嫁とバトンタッチ。

親指を立てながら「後は任せておけ!」とアイコンタクトを送る嫁に両手を合わせて、その場を立ち去るエロ侍。

が、しばらくして焼香の時間になる。

そう、親族一同が焼香をする場に集められたのだ。

エロ侍も嫁も(汗)。

この時間帯から受け付けの業務は激しくなり、尚且つ人員が手薄になる。

それこそまさに、手癖が悪い(と言われている)父の親友が最も望んでいたパターンではないか(汗)。

つづく