理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

情報+スピード

最近、センゴクという戦国時代をテーマにしたマンガを読んでいます。

マンガとは言え、そのリアルな内容から多くが学べ、歴史認識について新発見が多々あります。


たとえば、騎馬隊について。

テレビや映画ですと、馬に乗った武者が槍を振り回して敵陣に突っ込み、

そのままの勢いで敵兵と闘うと言う光景は、数多く目の当たりにします。

オイラも、それが騎馬武者の戦い方であると思っていました。


が、冒頭のセンゴクでは、例え騎馬武者であっても敵陣近くまでは、その機動力で移動するものの、

敵兵と刃を交える際には、馬から降りて闘うとしています。

馬上であれば不安定であり、左手で手綱を持っているため、

もう片方の手だけで突き出す槍の威力は、両手でしっかり持った槍の威力に比べ、

やはりどうしても力の入り加減が違ってしまいますからね。

だから、戦闘の際には馬から降りる。これが当時の基本スタイルであると描かれており

それを裏付ける資料などの説明も見ますと、納得してしまいます。


続いて、槍隊の戦闘方法ですが・・・と、当ブログは戦国ブログではないので、

この話は、この位にしておき、気になるセリフが描かれていたので、ここで紹介したいと思います。

織田信長率いる戦闘集団は、楽市楽座という現在で言うところの規制緩和などによって

商取引を活性化して税収アップさせる政策を実施、

その経済的優位性から鉄砲の数と人数で敵を圧倒し

勝利を重ねてきたと勘違いしていたのですが、どうも違うようです。

「織田軍団の強さは、そのスピードにある」としています。


考えてみましたら、織田軍団が緒戦で勝利、もしくは生きながらえた際には

スピードに加えて情報と言うキーワードが共通していると窺い知れます。

桶狭間の奇襲攻撃、金ヶ崎の撤退などが、その代表例。

情報を集めて判断し、素早く行動する。

逆に、情報が少ない、もしくは軽視したため行動が後手後手になってしまい

桶狭間今川義元は討ち死、金ヶ崎の朝倉義景は追撃が出来なかったとも考えられます。


これは戦国時代に限らず現在、もっと言えばヘアサロン経営にも当てはまると思うのは、どうでしょうか?

話は少し逸れますが、以前、ある地方のディーラーさんから電話がありました。

「本が売れない」と嘆いていましたが反面、このような事も教えてくれます。

「勝って欲しいサロンが買わない」

「逆に繁盛していて必要ないと思うサロンに限って本を買う」と。

これは作り手側の弊社の問題であり、必要性のアプローチ方法の見直し

反省、改善すべき箇所であると考えます。


ただし、この話から理解できたのは、情報は買うモノという意識が働いている経営者には

情報を得てから、自分に落とし込んで使用する方法、そして結果が生まれる

その流れが明確になっていると言う事です。


講習会などへの参加も同じで、受講料の価格ではなく、実際に自店において

落とし込める流れがあるのか、もしくはヒントや気付きが得られるのか、

そこを理解できているか否かこそが大きいと感じます。

昨晩飲んだ美容室の経営者も、過日の折りに開催された1泊2日で10万円する

美容業界に特化した合宿セミナーに参加し、金額以上のモノを得られたと喜んでいました。

人脈が広がり、活用して成果が得られ、それが10万円以上の価値をもたらした事は想像に容易いです。


「情報+スピード(行動力)」

繁盛店の根幹には、この2点の存在あるように思えてなりません。

さらに言えば、どちらかに偏っているのではなく、

バランスが良いと言う事もポイントではないでしょうか?

情報過多による行動の鈍化。

情報不足、もしくは分析ミスによる間違った行動。

これでは意味がないですからね。


今回は自分の事を棚に上げながら、そんな事を書いてみます。

さて、今晩も飲み会マーケティング総合研究所。

オイラの貴重な情報源です(汗)。

では。