理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ディーラー・組合・理美容資格

昨晩は、いつもコメントをいただく道具屋さん、

それと、数店舗のヘアサロンを経営している経営者との飲み会マーケティング総合研究所でした。


道具屋さんとの話からは、ディーラーの現状を知る事ができました。

M&Aが活性化している昨今、その勢力関係の情報を交換していると

ある意味、ヘアサロン以上に厳しい淘汰を迎えつつあることが理解できます。


それは戦国時代の中期、地方の覇者が生まれ「我こそ天下を!」と目論んでいる状況ににています。

織田信長が美濃(岐阜県)の攻略に成功した頃でしょうか。


また、ヘアサロン経営者の方との話からは、多店舗展開しているヘアサロンでは、

独自ブランドによるディーラーを立ち上げる事なども想像に容易いという見解になり

老舗ディーラー、勢いがあるディーラー、新興ディーラー、この三つ巴の研鑽が、

ますます活性化することでしょう。


このような状況下を踏まえて、以前、弊社の会議で「ディーラー戦国絵巻」と題した企画を提案したのですが、

あっさり却下されました(汗)


それと、理容組合の支部統廃合についてのリアルな話が聞けました。

東京の理容組合では只今、支部の統廃合を行なっており、それに伴い、

東京の組合運営に参画する理事と、支部の代表(支部長)の選出が進められています。


経営者の方曰く、ある日の営業終了後、支部長選挙の投票用紙を持った方から連絡が入り

投票用紙を持参され、その場での記入をお願いされたと言います。


その際、記入用紙を持参された方が、候補に挙がっている人物の中から個人的に推薦する人物名と、

数名の候補者の中に埋没(まいぼつ)している現在の支部長名を、聞いてもいないのに教えてくれるそうです。

もちろん、推薦する人物名と現在の支部長名は同一人物で、いろんな思惑を感じた、ともしています。


昨日聞いた話ではありませんが、理美容師免許の一本化、カットのみに特化した資格、

果ては理美容師混在(理容師が美容室での就労、もしくは美容師が理容室での就労)などが

実現の方向に向かって進んでいます。

特に、理美容師混在については、意外と早期に実現する可能性も高いと言う話が聞こえてきます。


時代は変化ではなく進化している。

この言葉は24日(水)の日記に書いた吉田氏から聞いた話ですが

「だから、将来、自分にふりかかる事態を予測して、今から準備をするのが経営者の仕事」

と言うのが印象深いです。

いち早く助成金を活用し、多くの恩恵を受けた氏の言葉だからこそ、妙に説得力があります。


さて、話を戻しますが、ディーラー、組合、資格制度など、

リアルな目に見えた部分で、変化なのか進化なのか分かりませんが、従来のカタチが変わろうとしています。

これは、弊社自身、またはオイラ個人にも当てはまり、決して他人事ではありません。

だからこそ、今、何をするのか。


そんな事を、迎えに来てもらった嫁が運転する車内で考えていました。

エロ侍「今、飲み会終わったよー。○○○(地名)で飲んでましたー」

意味深げに帰るコールをするのですが

嫁「あーハイハイ。○○○だったら車の方が近いから、迎えに来いってことね」

となりました。ありがとね。


飲み会の話から、今、理美容業界の流れはどうなっているのか、学ぶ事は色々あります。

だから、今何をするのか。

そんな事を思う今日この頃です。

では。


道具屋さんのブログ
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